愛知県の尾張地方に鎮座する有名な神社(熱田神宮、国府宮神社、針綱神社、津島神社、千代保稲荷神社)5社を合わせて尾張五社と呼び、昔から篤い信仰を集めています。
本日は尾張五社について詳しくお話していこうと思います。
愛知に住む方が多いので、ご存じの方も見えますが、今回は尾張五社について余すことなく解説していきます。
尾張五社とは
尾張五社とは江戸時代の尾張藩氏で国学者の天野信景が残した「尾張五社略記」に基づく、尾張国を代表する5つの神社を表したものになります。この5社は
①熱田神宮 ・・・日本三大神宮
②国府宮神社 ・・・尾張国総鎮守
③津島神社 ・・・全国天王社総本社
④針綱神社 ・・・犬山城鎮守神
⑤おちょぼ稲荷・・・平安時代からの古社
とされ、尾張の歴史的で重要な重要な神社とされ、古くから篤く信仰を集めてきました。
尾張五社について
熱田神宮(名古屋市熱田区)日本三大神宮、尾張国三宮
愛知県で最も有名な神社の一つで、三種神器の一つ草薙剣を御神体とする由緒ある神社です。
日本武尊(ヤマトタケル)との関わりも深く、妻の宮簀姫命が草薙剣を祀ったことが熱田神宮の始まりと言われています。
熱田神宮は境内や境外に熱田神宮の別宮や摂社があり、それぞれの別宮の由緒や歴史を知って各神社をめぐってみるのも面白いかもしれません。
詳しくは別の記事でまとめているので、そちらも一読してみてください。
国府宮神社(尾張大國霊神社)尾張国総鎮守 ※天下の奇祭 はだか祭
国府宮神社は愛知県稲沢市に鎮座する尾張国(尾張地方)の総社です。この地の総鎮守神として古くから崇敬されており、天下の奇祭と呼ばれる「はだか祭」は全国的にも有名です。
以前は「はだか祭」のポスターが奇抜すぎるとのことで一時的にニュースにもなりました。
毎年旧暦の正月13日に斎行され数千人の裸男が厄落としのために一人の神男にもみ合う勇壮な祭りで、毎年必ずテレビで中継されています。
この神事(はだか祭)は厄除けの神様として広く信仰を集めています。
津島神社(津島市) ※全国天王社 総本社
古くから天王さまの名前で親しまれている神社で、東海地方を中心に全国に約三千社ある津島神社、天王社の総本山で、津島牛頭天王社として牛頭天王を祀っています。
織田家の家紋である木瓜紋は神社の神紋と同じであり、古くから織田家に保護され、豊臣家も社領を寄進し、社殿を修造するなど熱く保護をした。
針綱神社(犬山市) 犬山城鎮守神
愛知県犬山市に鎮座し、犬山城の鎮守神として知られる古社です。創建は紀元前まで遡るとされる大変古い歴史を持ちます。
主祭神は尾治針綱真若命で、安産・長寿・厄除け・五穀豊穣のご利益があるとされています。
特に、犬山祭で曳き出される豪華絢爛な**「山車(やま)」の神様としても知られています。毎年4月の第1週の週末に行われる犬山祭**では、この神社の祭礼として山車がからくりを奉納します。
千代保稲荷神社(岐阜県海津市)
岐阜県海津市に位置し、「おちょぼさん」と呼ばれ親しまれている。
平安時代、源八幡太郎義家の六男、義隆が分家する際、森の姓をもらい受け、義家より
「先祖の御霊を千代に保て」
と祖神と共に宝剣と義家の肖像画を承ったものが始まりとされている。
千代保稲荷の名前の由来もそのことが由来となっている。
-160x90.png)
-160x90.png)

のコピーのコピー-160x90.png)


コメント