【お寺めぐり】愛知・蒲郡の「無量寺(西浦不動)」|がん封じで有名な祈願の聖地

愛知県蒲郡市の西浦温泉にほど近い場所にある「無量寺(むりょうじ)」は”西浦不動”の名で古くから親しまれる真言宗の名刹です。
 このお寺が特に注目を集めているのは、「がん封じ祈願」の霊験あらたかなお寺として、全国から多くの参拝者を集めている点にあります。

今回は、がん封じを中心に、無量寺の歴史や見どころ、アクセス情報まで、詳しくご紹介します。


■ 無量寺(西浦不動)とは?

項目内容
正式名称大慈山 無量寺(だいじざん むりょうじ)
宗派高野山真言宗
本尊不動明王(西浦不動尊)秘仏
創建平安時代(伝:弘法大師 空海による開山)
所在地愛知県蒲郡市西浦町日中30

無量寺は、がん封じにご利益があるとされ、「西浦不動尊」として信仰されてきました。
現在では、特に「がん封じ祈願」で全国的に知られるお寺として、メディアでも数多く取り上げられています。


■ なぜ「がん封じ」で有名なのか?

無量寺が「がん封じ」で知られるようになったのは、実際にがんを患っていた方々が、祈願後に回復したという体験談が数多く寄せられたことから始まります。

● がん封じ本尊・不動明王の力

本尊である不動明王は、煩悩や病を焼き尽くす火炎を背負った怒りの姿で描かれます。
この不動明王の強力な加護により、病魔や災厄を断ち切るという信仰が古くから存在しており、がんという現代の大病に対してもそのご利益があると信じられています。

● 実際の祈祷の様子

無量寺では、毎月28日に「護摩祈祷」が行われており、多くの参拝者が参加して「がん封じ祈願」を受けています。
お焚き上げされた護摩木の炎が、まるで病魔を焼き尽くすかのように感じられる荘厳な法要です。


■ がん封じに関する祈願の方法

方法内容
本堂での参拝本尊・不動明王の前で静かに祈願する
がん封じ護摩祈祷予約制または月例法要日に参加可能
御札・お守り「がん封じ守」や「病気平癒御守」などを授与可能
絵馬奉納願いを込めた絵馬を奉納するスペースあり

がん封じに特化したお守りや護摩木も頒布されており、郵送での祈願受付にも対応しています。


■ 無量寺の境内と見どころ

● 不動明王像(がん封じの本尊)  【秘仏】

堂内に安置された不動明王像は、目に見えぬ力を感じるほどの迫力があり、多くの参拝者が手を合わせます。

御開帳期間は12年に一度の酉年!!
御開帳期間には金色に輝く「特別金色御札」の授与があります。

●東海三十六不動霊場 ※第19番札所

●三河新四国霊場   ※第61番および62番

●三河三不動

●三河三封寺

●准四国八十八ヶ所

●千仏洞めぐり

 「無量寺(西浦不動)」といえば、がん封じ祈願で知られる霊験あらたかな寺院ですが、もう一つ見逃せないのが本堂の奥にある**「千仏洞めぐり」**です。

 本堂の奥を進む先にある洞には千体の仏様が安置されており、お釈迦様等がずらりと並んでおり、神秘的な体験ができる洞窟状の参拝空間。
 わずか数分の道のりながら、仏教世界の深淵に触れることができる唯一無二のスポットです。


■ アクセス情報

アクセス方法内容
所在地愛知県蒲郡市西浦町日中30
最寄駅名鉄蒲郡線「西浦駅」より徒歩約20分、タクシーで約5分
車の場合東名高速「音羽蒲郡IC」より約40分、無料駐車場あり
バス西浦温泉方面のバスも利用可(運行時間に注意)

観光と組み合わせて、西浦温泉や竹島水族館とのセット訪問もおすすめです。


■ まとめ|がん封じを願うすべての人へ、心の拠りどころとなる無量寺

無量寺(西浦不動)は、単なる観光寺院ではなく、「がん封じ」の祈りが全国から集まる“祈願の聖地”です。
病気の不安を抱えるご本人だけでなく、ご家族や友人が祈願に訪れることも多く、その慈悲深い空間は訪れる人々に安心と希望を与えてくれます。

不安や悩みを抱えているとき、心の奥から「助けてほしい」と願うとき、無量寺の不動明王の前で手を合わせてみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました