【出雲の隠れた聖地】須佐神社|素戔嗚尊ゆかりのパワースポットを深掘り【島根県出雲市】

島根県出雲市にある**須佐神社(すさじんじゃ)**は、
あの「素戔嗚尊(スサノオノミコト)」がご自身の御魂を鎮めたと伝えられる、全国でも屈指の神聖な神社です。

出雲大社の陰に隠れがちですが、実はスサノオを祀る神社の総本社とされ、知る人ぞ知る“最強のパワースポット”でもあります。


🔷 須佐神社の基本情報

項目内容
所在地島根県出雲市佐田町須佐730
創建不詳(神代の時代とされる)
御祭神素戔嗚尊(スサノオノミコト)
ご神体須佐山(神奈備山)
ご利益厄除け・健康長寿・開運・家内安全・病気平癒

🔷 須佐神社の由緒・伝承

須佐神社は、日本神話に登場する英雄神・**素戔嗚尊(スサノオノミコト)**が、
出雲での数々の功績を終えたのち、最後に鎮まり祀られた場所とされています。

つまり、スサノオの“終焉の地”

これは『出雲国風土記』にも記されており、信憑性の高い伝承として、古くから地元の人々に厚く信仰されてきました。


🔷 御祭神:素戔嗚尊(スサノオノミコト)

  • 天照大神の弟神で、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)退治の英雄。
  • 須佐之男命は“荒ぶる神”として恐れられる一方、農耕や医療、厄除けの神としても信仰されている。
  • 須佐神社では、そうした神の「人間的な一面」も感じられる温かいご神気が漂います。

🔷 境内の見どころ

◆ 本殿(国指定重要文化財)

  • 江戸時代初期(1645年)に再建された荘厳な社殿。
  • 木造の美しさが映える大社造りの様式。神の気配を感じる厳かな空間です。

◆ ご神木「大杉さん」

  • 樹齢1300年以上と伝わる巨大なスギの木。
  • 幹に手を当てると、体がぽかぽかと温かくなると評判で、癒しと浄化のパワーがあるとされる。

◆ 須佐山(神体山)

  • 本殿の背後に広がる須佐山は、神様の御神体そのもの。
  • 山を背景にたたずむ本殿の姿は神々しさに満ちています。

🔷 ご利益とパワースポットとしての魅力

ご利益内容
厄除けスサノオが持つ「祓い清め」の力に由来
病気平癒地元では「病気が良くなる神社」として有名
健康長寿ご神木と須佐山から放たれる大自然のエネルギー
縁結び・開運神話の舞台に触れることで「新たな縁を導く」とも

須佐の七不思議

塩ノ井

本社前にある小さい池、日本海の潮の満ち引きにより井戸から塩水が

相生の松

松には男松と女松があり、それぞれが1本になることはないが、須佐神社には一本の松の大木となっていた。
※現在は既に松は枯れており、代わりの松が植えてある。

神馬

 神社に奉納された馬は、奉納されたのち毛色が白くなり、白馬となったという伝説
 ※現在は神馬はおらず置物の馬が展示されている

落ち葉の槇

 古事記に残る言い伝え、槇(柏)の葉に松葉で通した孔がある槇の喬木。
 稲田姫がお産をされた際、お産につかった道具を柏の葉でくるんで流瀬川に流したところ、川畔に繁り今日にいたる。
 須佐神社の神紋「蔓柏」となった蔓は松葉を文様化したもので、須佐家の起源とされる。

影無桜

隠岐で不作が続いた際に、原因を占ったところ「須佐大宮の境内の桜が繁り、隠岐に影をつくるため不作になった」とのことであったことから、須佐大宮の桜を切ってもらったところ、稲が実るようになった。切った桜の切り株から生えた桜は以後枯れずに残り現在まで花を咲かせるという

星滑(ほしなめら)

須佐の中山の嶺のあたりに岩石の露出して谷の様になっているところに白い斑点があり、それが豊年ならば多く、凶年であれば少ない

雨壺(あまつぼ)

神社の西側を流れる須鵝川にそって下流の田の中に大きな岩があり、その中に70センチほどの芝生がある。
これを犯せば須佐大神の怒りに触れ洪水となると言われている。
 現にこれを犯して翌日暴風雨となり洪水となって村民の怒りをかい村から追放された事実もある

🔷 参拝の流れとおすすめの立ち寄り順

  1. 鳥居をくぐる前に一礼
  2. ご神木「大杉さん」に手を当てて気を感じる
  3. 本殿で「二礼四拍手一礼」(出雲式)
  4. 本殿裏にまわって須佐山を静かに拝む
  5. 社務所で御朱印をいただく(対応時間注意)

🔷 アクセス・駐車場

  • 出雲市駅から車で約30〜40分
  • 無料駐車場あり(境内すぐ)
  • ナビで「須佐神社 出雲市」と検索するのが確実です。

※公共交通機関で行く場合は本数が少ないため、レンタカーかタクシー推奨です。


🔷 まとめ|スサノオの魂が眠る地で、自分自身を祓い清める

須佐神社は、観光地化されすぎていないからこそ、本物の神聖さを体感できる場所。
神話の主人公・スサノオと、素朴な自然信仰が融合したこの地では、
日常の疲れや悩みがふっと軽くなるような、深い癒しが得られます。

出雲大社に訪れた際は、ぜひ「もうひとつの出雲の神聖地」へも足を伸ばしてみてください。

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