【神様図鑑】大国主神（おおくにぬしのかみ）

日本神話において、国土開拓と繁栄の象徴として崇敬される大国主神。
別名「大己貴命（おおなむちのみこと）」とも呼ばれ、
「縁結びの神」「医療・福祉の守護神」としても広く信仰されています。

◆ 基本情報｜大国主神とは？

項目	内容
神名	大国主神（おおくにぬしのかみ）
別名	大己貴命（おおなむちのみこと）、根之堅洲玉神（ねのかたすたまのかみ）など多数
神格	国土開拓の神、縁結びの神、医療福祉の神、商売繁盛の神
系譜	出雲系神話の中心神。スサノオの子孫とされる。
祭神として祀られる主な神社	出雲大社（島根県）、三輪神社（奈良県）、事代主神社など

大国主神は、荒れた国土を開拓し、整備したことで知られます。
日本の国土の基礎を築いた神として、
「国造りの神」「縁結びの神」として歴史に名を刻みました。

神話では多くの女性神と結婚し、
縁結びの象徴としても知られています。
特に有名なのが因幡の白兎の神話で、困難を乗り越えた優しい神として描かれています。

エピソード	内容
因幡の白兎	兎を助けた優しい神としての一面が描かれ、癒しの神としても崇敬される。
天照大神との国譲り	天照大神の命により国土を譲り渡し、
神々の調和をもたらした神話的役割。
八上比売との恋愛	幸せな結婚の象徴として縁結びのモデルとされる。

神社名	所在地	特徴
出雲大社	島根県出雲市	大国主神の御霊を祀る日本有数の大社。縁結びの聖地としても有名。
大神神社（三輪神社）	奈良県桜井市	大国主神が祭神の一柱。日本最古の神社の一つ。
事代主神社	各地に点在	大国主神の子である事代主命を祀る神社。商売繁盛のご利益がある。

大国主神は、国土の基礎を築き、人々の幸せや結びつきを司る日本神話の中心的存在です。
その多面的な神格は、古代から現代まで多くの人々に尊敬され、信仰されています。

恋愛、仕事、健康、地域の発展など、さまざまな願いを込めて、
大国主神に祈りを捧げてみてはいかがでしょうか。