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【神社めぐり】宇部神社-因幡国一之宮-(鳥取県)

 島根県の熊野大社に続き、今回は鳥取県(旧因幡国)が誇る最高位の神社、**因幡国一之宮「宇倍神社(うべじんじゃ)」**をご紹介します。

 鳥取市の東側に位置するこの神社は、古代神話の面影を残しつつ、金運や長寿のパワースポットとして全国から参拝者が訪れる名社です。その歴史と、この神社ならではのユニークな特徴を深掘りしていきましょう。


1. 主祭神:武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)

 宇倍神社の主祭神は、景行・成務・仲哀・応神・仁徳という5代の天皇に仕えた伝説の忠臣、**武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)**です。

  • 驚異の長寿神: 伝承では360歳以上生きたとされ、健康長寿の神様として絶大な信仰を集めています。
  • 日本初の「大臣」: 制度上の「大臣(おおおみ)」の職に最初に就いた人物とされ、政治・経済の神様としても知られています。

2. 由緒と伝説:なぜこの地が「終焉の地」なのか

 宇倍神社が鎮座するこの地は、武内宿禰命が因幡国を訪れた際、この地の清らかな風光を愛で、**「亀金(かめがね)」**という丘に双靴(はきもの)を脱ぎ捨てて姿を隠した(昇天した)という伝説が残る聖地です。

因幡国一之宮の歴史

 創建は孝徳天皇の大化4年(648年)と伝えられ、延喜式神名帳では最高位の名神大社として記されました。出雲の熊野大社と同様に、その地域の守護神として最も格式高い「一之宮」の地位を占めています。

お金に縁がある「5円紙幣」の歴史

 宇倍神社を語る上で欠かせないのが、お札との縁です。 明治32年(1899年)、武内宿禰命の肖像と共に宇倍神社の拝殿が当時の「五円紙幣」のデザインに採用されました。その後も大正・昭和にかけて何度か紙幣の絵柄となったことから、「お金に困らない」「商売繁盛」の神様として広く知られるようになったのです。


3. 宇倍神社の見どころ:歴史とパワーを感じるスポット

拝殿と建築美

 現在の拝殿は明治時代に再建されたものですが、その堂々たる佇まいは「紙幣に選ばれるほどの名社」であることを納得させてくれます。彫刻の細やかさや、歴史の重みを感じる木材の質感が見事です。

双靴の跡(亀金)

 社殿の裏手には、武内宿禰命が昇天する際に靴を脱ぎ捨てたとされる伝説の地、**「双靴(そうか)の跡」**があります。ここは神社の中でも特に神聖な場所とされており、静謐な空気が漂う強力なパワースポットです。

御幸祭(みゆきまつり)

 毎年4月21日の例大祭で行われる「御幸祭」は、鳥取県指定無形民俗文化財にも指定されています。中でも、豪華な神輿が練り歩き、古式ゆかしい**「麒麟獅子舞(きりんじしまい)」**が奉納される様子は圧巻。因幡地方特有の麒麟(きりん)を模した獅子舞は、聖獣としての神々しさを放ちます。


4. 参拝のポイント

  • 金運のお守り: 紙幣にゆかりがあることから、お財布に入れるタイプのお守りや、金運上昇を祈願した授与品が人気です。
  • 御朱印: 一之宮らしい風格のある御朱印をいただけます。

アクセス情報

  • 所在地: 鳥取県鳥取市国府町宮下651
  • アクセス: JR鳥取駅から万葉の里・中河原方面行きのバスで約20分、「宮下(みやした)」バス停下車。

5. 【神社めぐり】の締めくくりに

 因幡の国は、万葉歌人・大伴家持が「新しき年の初めの初春の 今日降る雪のいや重け吉事」という有名な歌を詠んだ地でもあります。

 宇倍神社は、単なるパワースポットという言葉では括りきれない、日本の歴史を支えた「忠臣の魂」が眠る場所です。鳥取を訪れる際は、ぜひ足を延ばして、その悠久の時の流れと豊かな御神徳を感じてみてはいかがでしょうか。

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