【神社めぐり】札幌護国神社(北海道・札幌市中央区)


札幌の中心部からほど近い、中島公園の南側に鎮座する「札幌護国神社」。
美しい緑に囲まれ、季節ごとに多くの市民が訪れる札幌でも有名な神社のひとつです。

護国神社は全国に存在しますが、札幌護国神社は「北海道出身・縁故のある英霊」を祀る場として創建され、北海道の近代史とも深く関係しています。
今回は、その歴史・ご利益・見どころを中心に、札幌護国神社を詳しく紹介します。


■ 札幌護国神社とは

所在地:北海道札幌市中央区南15条西5丁目1-3
鎮座地:中島公園内

主祭神:国事殉難者(こくじじゅんなんしゃ)
※北海道出身・北海道にゆかりある殉国の御霊を祀っています。

創立は明治38年(1905年)。
日露戦争後、国のために殉じた方々の御霊を慰霊しその功績を後世に伝えるため、護国神社として創建されました。
その後、戦争の時代の変遷を経て、北海道の平和と祈りの象徴として今に続いています。


■ 歴史と由緒

護国神社は全国に招魂社として生まれたものが多く、札幌護国神社もその流れの中で誕生。
戦没者・殉難者の慰霊を基本としながら、北海道の歴史観・文化観のなかで深い意味を持つ神社です。

近代以降の北海道の時間の重み、戦争を乗り越えてきた歴史を静かに受け止める場所でもあります。


■ ご利益

護国神社は慰霊と平安を祈る神社であるため、以下のご利益が特に信仰されています。

・国家安泰
・家内安全
・厄除け
・平和祈願
・開運
・勝負運

近年では「受験やスポーツなどの勝負ごとに強い」と評判となり、受験生が合格祈願に訪れるケースも多い神社です。


■ 見どころ

中島公園の自然と調和した境内
美しい池や緑に囲まれ、四季の景観が映えるスポット。
観光・散策の中で気軽に訪れることが出来るのも魅力。

重厚な神門と社殿
護国神社らしい凛とした空気が漂い、静かに深呼吸したくなる空間が広がります。

例大祭(8月)
北海道夏の大きな神社祭とも言われ、屋台・神輿などで賑わい、地域一体の祭礼として人気。


■ 御朱印

御朱印は社務所にて対応。
季節限定・行事限定御朱印が登場することがあり、コレクターにも人気があります。


■ アクセス

・地下鉄南北線「幌平橋駅」から徒歩約5分
・中島公園観光の流れで立ち寄りやすい立地

都市観光と一緒に楽しむ神社としてアクセスの良さは抜群です。


■ まとめ

札幌護国神社は、北海道という大地の中で「殉じた人々の魂」を祀り、平和と安寧を祈る特別な神社です。

中島公園の豊かな自然に包まれながら参拝すると、静かで重い歴史の流れを感じることができます。

札幌観光で自然や食・文化に触れるとき、ぜひ “平和を祈る神社参拝” も心の中に含めてみてください。
この場所で深呼吸する時間は、きっと旅の印象をより深いものにしてくれるはずです。

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