東京の神社の中でも圧倒的な知名度を誇る「東京大神宮」。
飯田橋駅からほど近い場所にありながら、伊勢神宮の遥拝殿として創建された由緒を持つ、格式の高い神社です。「東京のお伊勢さま」と呼ばれ、多くの参拝者が訪れます。
東京大神宮とは
東京大神宮は、明治13年(1880年)に伊勢神宮の遥拝殿として設立された神社。現在は皇大神宮(天照大御神)と豊受大神宮のご祭神を中心に、天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神も祀られています。
伊勢に直接参拝できない人々が、東京で伊勢神宮に参拝できる神社として興ったのが始まりで、首都における伊勢信仰拠点という、非常に珍しいポジションを持っています。
東京大神宮と縁結び
今日の東京大神宮といえば「縁結び」。
その理由は、伊勢神宮の御祭神である天照大御神・豊受大神は“結び”や“調和”の象徴ともされており、さらに神前結婚式を全国に広めた神社でもあります。
日本で初めて「神前結婚式」を創始した神社であることから、恋愛・ご縁・結婚の祈願神社として一気に定着。
特に若い女性やカップルの参拝が非常に多く、休日は行列ができるほどです。
境内の見どころ
・清らかで慎み深い雰囲気の社殿
・古式ゆかしい神前結婚式が行われる儀式空間
・縁結び系御守りの種類の豊富さ(特に女性人気が高い)
また、おみくじも多様で恋愛系の種類が多く、参拝後におみくじを引く人の姿が非常に多いのが特徴です。
アクセス
東京都千代田区富士見2丁目
JR・地下鉄「飯田橋」駅から徒歩すぐ
まとめ
東京のど真ん中で“伊勢信仰の息づかい”を感じられる東京大神宮。
縁結びのご利益だけでなく、伊勢を東京から遥拝できるという歴史的背景を知ることで、参拝の意味がより深くなる神社です。恋愛祈願はもちろんですが、日本の神道文化・伊勢信仰の流れを体感できる数少ない都内の神社として訪れる価値があります。

コメント