【神社めぐり】青葉神社(あおばじんじゃ)── 仙台藩祖・伊達政宗公を祀る、杜の都の象徴的な神社

宮城県仙台市に鎮座する 青葉神社 は、仙台藩の初代藩主であり、
「独眼竜(どくがんりゅう)」として知られる 伊達政宗公 をお祀りする神社です。

政宗公の威風堂々たる精神と、仙台の歴史・文化が息づく神社として、
地元の人々や観光客に愛されています。

本記事では、青葉神社の歴史、見どころ、御祭神の人物像、参拝のポイントを詳しく解説します。


■ 青葉神社とは?

 青葉神社は、仙台藩祖 伊達政宗公 を主祭神としてお祀りする神社です。
 政宗公の命日である「5月24日」にあわせて例祭(青葉まつり)が行われ、
仙台の初夏を彩る恒例行事として知られます。

 創建は比較的新しく、明治時代。
 しかし、政宗の霊廟である「瑞鳳殿」とともに、仙台の歴史と文化に欠かせない存在となっています。


■ 青葉神社の歴史

● 明治7年(1874)

 廃藩置県後、旧仙台藩士や市民の強い要望により、
 政宗公を祀る神社として青葉神社が創建。

● 昭和・平成期

 戦災や震災を乗り越えながら再建が続けられ、
 現在の社殿は、政宗公の精神を今に伝える象徴となっています。

● 現在

 春の「青葉まつり」では、時代絵巻行列や「仙台すずめ踊り」など、
 藩政時代の文化を今に伝える祭りとして全国から人が集まります。


■ 御祭神:伊達政宗公

 伊達政宗(1567〜1636)は、
 東北を代表する戦国武将であり、仙台藩の初代藩主。

● 政宗公の主な功績

  • 奥州の雄として東北一帯を統一
  • 豊臣秀吉・徳川家康とも巧みに渡り合う外交力
  • 仙台城(青葉城)を築き、近代仙台の基礎をつくる
  • 津波・飢饉への対策など、領民保護政策にも積極的
  • 学問・文化に優れ、海外との交流も推進(支倉常長の派遣など)

● カリスマ性・人気の理由

  • 片眼を失いながらも強く生きた「独眼竜」のイメージ
  • 強い武勇と同時に教養人としての一面を併せ持つ
  • 息長く語り継がれる武将として全国にファンが多い

青葉神社では、この政宗公の精神と文化を象徴として祀っています。


■ 青葉神社の見どころ


◆ ① 重厚な社殿

青葉神社の社殿は、
伊達家の家紋「竹に雀」が美しく装飾されています。

木造の荘厳な造りは、政宗公の威厳と風格を感じさせます。


◆ ② 伊達家ゆかりの史料・意匠

境内には伊達家ゆかりの意匠が随所に散りばめられています。

  • 竹に雀の紋章
  • 武家文化を感じさせる彫刻
  • 政宗公にちなんだモチーフ

歴史ファンは必見です。


◆ ③ 青葉まつり(5月例祭)

青葉神社の例祭として行われる 青葉まつり は、
仙台最大級の祭礼。

見どころ

  • 時代絵巻行列(武将姿のパレード)
  • 仙台すずめ踊り
  • 山鉾巡行

政宗公の時代の文化・活気を、今に伝える華やかな祭りです。


◆ ④ 自然豊かな境内

“杜の都”らしい深い緑が境内を包み、
四季の移り変わりが美しいスポット。

春は桜、初夏は新緑、秋は紅葉が楽しめます。


■ ご利益

  • 勝運・必勝(武将政宗公ゆかり)
  • 出世・仕事運
  • 学業成就(教養深い政宗公の性格に由来)
  • 健康長寿
  • 家内安全
  • 厄除け

個人の成長や勝負事に強いとされ、多くの受験生・ビジネスマンも参拝します。


■ 御朱印・授与品

青葉神社の御朱印は、力強く「青葉神社」と書かれ、
伊達家の家紋が押されることもあります。

お守りは、

  • 勝運守
  • 健康守
  • 学業守
  • 出世守

など、政宗公らしいテーマが揃っています。


■ アクセス

  • 住所:宮城県仙台市青葉区青葉町7-1
  • 地下鉄南北線「北仙台駅」から徒歩約10分
  • 仙台駅からバス利用でもアクセスしやすい立地

■ まとめ:政宗公の精神を感じる、仙台必訪の神社

青葉神社は、

  • 伊達政宗を祀る歴史の神社
  • 仙台文化の中心となる祭礼「青葉まつり」の社
  • 杜の都らしい自然に囲まれた癒しの空間

として、仙台旅行には欠かせないスポットです。

歴史ファンはもちろん、
パワースポットとして訪れる人も多い神社ですので、
ぜひ参拝し、政宗公の精神に触れてみてください。

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