本日ご紹介するのは、名古屋市天白区に鎮座する針名神社についてご紹介をさせていただきます。
尾張の始祖として広大な敷地を有し、鳥居から続く参道は左右に木々が生い茂り、神々しさを感じられます。
名古屋市でこれだけの敷地を有する神社は少なく、影響力の強さも感じられます。
平針駅からだと徒歩15分程度かかるので、参拝されるのであれば車でのアクセスがオススメです。
駐車場もたくさんとめられます。
神社情報
御由緒
針名神社の創建は古く延喜式神明帳の従三位針名天神の記載により、今から約千百年以上前と推察できます。
針名神社パンフレットより引用
「延喜式」とは延喜五年(905年)に醍醐天皇の命により編纂が開始された「養老律令」の施工細則を集大成した全五十巻に及ぶ古代法典であって、この「延喜式」の第九巻・十巻に記載されている神社のことを式内社と呼び、針名神社も式内と冠しているのはこの史実によるものです。
社地の元々は現在地より約800メートル北、天白川左岸の元郷に祀られておりましたが、慶長年間(1612年頃)に徳川家康の命により、平針宿が成立したと同時期に現在の社地に遷し祀られたとされております。
主祭神の尾治針名根連命(おわりはりなねのむらじのみこと)は、尾張氏の祖先神で尾張国一宮の真清田神社の御祭神でもある天火明命(あめのほあかりのみこと)の十四世孫にもあたり、父の尻調根命(尾張根命)とともに犬山市の針綱神社にも祀られている古代豪族尾張氏の氏神と考えられています。
御祭神
尾治名根連命(おわりはりなねむらじのみこと)
針名神社の御祭神である尾治針名根連命(おわりはりなねむらじのみこと)は熱田神宮の神様日本武尊(やまとたけるのみこと)の妻宮簀媛命(みやすひめのみこと)の兄、建稲種命(たけいなだねのみこと)の孫に当たります。
大巳貴命(おおなむちのみこと)※大國主命、少彦名神
みどころ
御神木
社殿
神明社(しんめいしゃ)
天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
国土安泰・開運・福徳の神
知立社(ちりゅうしゃ)
鵜葺草葺不合神(うがやふきあえずのかみ)
安産・子育ての神
山神社(やまじんじゃ)
大山祇神(おおやまつみのかみ)
夫婦和合・延命長寿・縁結びの神
御鍬社(みくわしゃ)
豊受毘売神(とようけひめのかみ)
五穀の精霊神・衣食住の守護神
洲原社(すはらしゃ)
菊理比売神(くくりひめのかみ)
和合・大便・裁判・調停の神
金刀比羅社(ことひらしゃ)
大物主神(おおものぬしのかみ)
航海の安全・交通安全の神
天王社(てんのうしゃ)
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
疫病送り・伝染病にかからない
針名天神社(はりなてんじんしゃ)
菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
進学・合格祈願の神
針名稲荷社(はりないなりしゃ)
宇賀能美多麻神(うがのみたまのかみ)
商売繁盛・芸能上達
御朱印
祭事・年中行事
1月
1月1日 元旦祭
新年のはじめを祝う
1月14日 左義長
門松やしめ縄を焚き上げ、無病息災を願う
1月25日 針名天神祭
御神徳に感謝し、広く受験生の合格を願う
2月
2月10日 初午祭
家内安全・商売繁盛を願う
2月11日 建国祭
日本の建国を祝い国家の繁栄を願う
2月23日 天長祭
天皇陛下の誕生を祝い、長寿と皇室の弥栄を祈る
3月
3月21日 祈年祭(春分の日)
五穀豊穣、あらゆる産業の繁栄を願う
7月
7月18日 天王祭(海の日)
疫病(伝染病)除けの祭り
7月18日 (夏越)大祓(海の日)
半年間の心身の穢れを払い無病息災を願う
10月
10月10日 例祭(※日曜日)
氏子崇敬者の発展と繁栄を願う
11月
11月15日 七五三詣
子供の健やかな成長を願う
11月23日 新嘗祭
新穀を神様に供え、豊かな実りに感謝する
12月
12月31日 大祓
半年間の心身の穢れを払い無病息災を願う
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