今回は先日執り行われた知多郡武豊町の5年に一度の祭典「武豊ふれあい山車まつり」です。
先日令和6年10月13日に執り行われたのが、第7回とのことで武豊町70年記念事業だそうです。
武豊町の山車11輌が集合するのは5年に一度!
武豊町民会館(ゆめたろうプラザ)に長尾、冨貴、大足の3つの地区から11輌の山車が終結しました。
会場では各地区の祭礼で奉納されるからくり人形、三番叟、お囃子、蛇ノ口花火が披露されていま
した。
11輌の山車
武豊町には、長尾、冨貴、大足の3地区に山車があり、全て合わせると合計で11輌の山車があります。
各地区祭礼時には、山車が町内を練り歩く神事が執り行われ、それぞれの地区で山車を見ることができます
が、11輌すべての山車が揃うのはこの「武豊ふれあい山車まつり」をおいて他にありません。
愛知県の山車は名古屋型、犬山型、知多型の三つに大別され、武豊町の山車は知多型と言われています。
11輌全てに個性豊かな彫刻がみられ、緻密な彫刻は正に職人技といったところでしょうか
それぞれの11輌の山車は
1、上ケ区
●宮本車(みやもとしゃ) 前山人形 三番叟
2、市場区
●神宮車(じんぐうしゃ) 三番叟
3、下門区
●八幡車(はちまんしゃ) 前山人形 神功皇后式内宿禰
4、馬場区
●長北車(ちょうほくしゃ)
5、玉貫区
●玉神車(ぎょくしんしゃ)
6、小迎区
●鳳凰車(ほうおうしゃ) 前山人形 巫女舞
7、大足区
●蛇車(じゃぐるま) 蛇ノ口花火
8、市原区
●縣車(あがたしゃ) 巫女舞
9、東大高区
●知里付車(ちりふしゃ)
10、富貴市場区
●天王丸(てんのうしゃ) 船
11、富貴区
●本若車(ほんわかしゃ) 上山人形 蓮台逆立ち唐子
と呼ばれ、それぞれの山車に特徴があります。
中でも特徴的なのは、富貴市場区の天王丸と大足区の蛇車ではないでしょうか
富貴市場地区の天王丸上部には黒塗りの船が装飾されていて、他の山車と比べても特徴的となっています。
また大足区の蛇車は、山車から龍の首が伸び、龍の口から花火が出る仕掛けがあります。
火を吹く竜にも見える姿は圧巻で一度は見学の価値ありです!
大足地区で行われる蛇車祭「蛇ノ口花火」は花火を奉納する神事で、人間に恋をした竜の娘の悲恋伝説を元に竜の霊を慰めるために行うようになったそうです。
プログラム
早い地区では午前7時30分頃から山車がそれぞれの地区を出発します。
その後大きく二か所
●北側 武豊町役場南交差点 午前10:30~
●南側 セブンイレブン武豊白山店 午前9:30~
の二つに分かれて集合し、本会場である夢太郎プラザに午前11時頃に集合します。
会場では午前9時頃から出店の営業が開催され、その後は和太鼓の演出等が行われ、山車が会場に到着するのが午前11時頃、引込順は
蛇車 (大足区) 11:00
縣車 (市原区) 11:05
知里付車 (東大高区) 11:10
天王丸 (富貴市場区) 11:15
本若車 (富貴区) 11:20
宮本車 (上ケ区) 11:25
神宮車 (市場区) 11:30
八幡車 (下門区) 11:35
長北車 (馬場区) 11:40
玉神車 (玉貫区) 11:45
鳳凰車 (小迎区) 11:50
となっており、会場への曳き込み時には山車の勢いよい引き回しの様子も見られます。
その後は会場内において各地域の伝統芸能
●からくり人形披露 12:20~13:46
12:20~12:40 富貴区
12:42~13:02 小迎区
13:26~13:46 上ケ区
13:26~13:46 下門区
●三番叟・巫女舞披露 市場区 13:50~14:15
●蛇ノ口・手筒花火披露 14:20~14:40
の様子を見ることができます。
15:00からは会場からの曳き出しが行われ、山車が各地区に戻っていきます。
往路と同じく、帰路も二か所に集まり、またその際には山車に提灯が取付る様子も見ることができます。
交通規制
山車祭り開催時は山車の通行により交通規制や警察による信号操作などが行われ、道路の交通が制限されます。
富貴中学校、衣浦小学校、武豊中央公園南、中高公民館等駐車場が用意され、無料のシャトルバスも運行されますので、武豊町のホームページを参考に、事前に駐車場を調べたうえで利用しましょう。
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