【神社めぐり】伊勢神宮として祀られる全125社にを解説!!

正宮 ※2社

神社の名称住所御祭神緒(簡記)
皇大神宮(内宮)
豊受大神宮(外宮)

別宮

別宮内宮 ※10社

神社の名称住所御祭神由緒(簡記)
荒祭宮内宮の第一別宮。ご祭神は天照大御神の荒御魂(あらみたま)。内宮参拝後、必ず参拝する習わしがあります。
月讀宮内宮の別宮の中で、唯一四宮相並ぶ形で鎮座。月夜見尊(つくよみのみこと)をお祀りします。
月讀荒御魂宮月讀宮に並ぶ四宮の一つ。月夜見尊の荒御魂をお祀りします。
伊佐奈岐宮月讀宮に並ぶ四宮の一つ。伊佐奈岐命(いざなぎのみこと、天照大御神の父神)をお祀りします。
伊佐奈弥宮月讀宮に並ぶ四宮の一つ。伊佐奈弥命(いざなみのみこと、天照大御神の母神)をお祀りします。
瀧原宮伊勢の地を離れた遥かな地(南伊勢)に鎮座する別宮。ご祭神は天照大御神の御魂で、古代の遷宮の様子を伝える貴重な神域です。
瀧原竝宮瀧原宮のすぐ隣に並び鎮座。ご祭神は若宮神(わかみやのかみ)と伝えられます。
伊雑宮志摩国(現在の鳥羽・志摩地方)に鎮座し、**「いぞうぐう」とも呼ばれます。天照大御神の御魂をお祀りし、古くから「元伊勢」**とも称されます。
風日祈宮内宮の神域内、五十鈴川のほとりに鎮座。ご祭神は風の神(級長津彦命・級長戸辺命)。農作物の豊穣を祈る重要な神様です
倭姫宮皇女倭姫命(やまとひめのみこと)をお祀りします。倭姫命は、天照大御神の鎮座地を定めるという功績を達成した、神宮にとって最も重要な皇女です。

別宮外宮 ※4社

神社の名称住所御祭神由緒(簡記)
多賀宮外宮の第一別宮。ご祭神は豊受大御神の荒御魂(あらみたま)。外宮参拝後、必ず参拝する習わしがあります。外宮の神様(豊受大御神)の荒御魂を祀る、最も格の高い別宮です。
土宮外宮の神域に鎮座。ご祭神は大土御祖神(おおつちみおやのかみ)。この地を古くから守ってきた地主の神様であり、宮川堤防の守護神としても信仰されています
月夜見宮外宮から離れた山田原(やまだはら)に鎮座。ご祭神は月夜見尊(つきよみのみこと)と月夜見尊の荒御魂。伊勢神宮の別宮の中で、唯一ご神体を二つ持っています。
風宮外宮の神域に鎮座。ご祭神は風の神(級長津彦命・級長戸辺命)。内宮の風日祈宮(かざひのみのみや)と同じく風の神をお祀りしますが、こちらは外宮(豊受大神宮)の摂社です。

摂社

内宮摂社

神社の名称住所御祭神由緒(簡記)
朝熊神社朝熊山を神体とする神社の本宮の一つ。朝熊御前神(あさまみまえのかみ)をお祀りします。
朝熊御前神社朝熊神社の同座(同じ社殿)または周辺に鎮座し、朝熊神社の主祭神と同じく朝熊御前神をお祀りします。
園相神社大歳神(おおとしのかみ)をお祀りします。園相(そのあい)の地名の由来となる、稲作や農業の神様です。
鴨神社積羽八重事代主神(つむはやえことしろぬしのかみ)をお祀り。海の幸を司る神として信仰されています。
田乃家神社田乃家神をお祀り。外宮の神田(みた:神様に供える稲を作る田)に関連する神様です。
田乃家御前神社田乃家神社の同座または周辺に鎮座。田乃家御前神をお祀りし、田乃家神社と対をなします。
蚊野神社蚊野神をお祀り。地主神、または食物の神として信仰されています。
蚊野御前神社蚊野神社の同座または周辺に鎮座。蚊野御前神をお祀りし、蚊野神社と対をなします。
湯田神社湯田神をお祀り。地名に由来し、神宮の斎宮(いつきのみや:神に奉仕した未婚の皇女)に関連する地主神ともいわれます。
大土御祖神社大土御祖神をお祀り。内宮の神域の地主神の一つです。
国津御祖神社国津御祖神をお祀り。内宮の神域の地主神の一つです。
朽羅神社朽羅神をお祀り。外宮の神田の守護神の一つです。
宇治山田神社八河江比売神(やかごえひめのかみ)をお祀り。宇治・山田の町の地主神の一つ。
津長神社津長神をお祀り。外宮の神領地の守護神。
堅田神社堅田神をお祀り。地名に由来し、水田や農業に関わる神です。
大水神社大水上命(おおみなかみのみこと)をお祀り。水を司る神。
江神社江神をお祀り。水に関わる神です。
神前神社神前神をお祀り。(にえ:神に供える海産物)を貢進した志摩国(現在の鳥羽・志摩地方)に関わる神です。
粟皇子神社粟皇子神をお祀り。農業に関わる神です。
川原神社川原神をお祀り。川や水利の守護神。
久具都比賣神社久具都比売神をお祀り。地名・地主神とされます。
奈良波良神社奈良波良神をお祀り。
棒原神社棒原神をお祀り。地名に由来する神です。
御船神社御船神をお祀り。神宮の祭祀に用いるに関連する神です。
坂手国生神社坂手国生神をお祀り。
狭田国生神社狭田国生神をお祀り。上記と合わせて国生み神話に関連する神とされます。
多岐原神社多岐原神をお祀り。瀧原宮の周辺に鎮座し、その神域を守護する役割を担います。

外宮摂社 ※16社

神社の名称住所御祭神(主祭神)由緒(簡記)
草奈伎神社草奈伎神(くさなぎのかみ)をお祀り。古くからの地主神、または天照大御神の草薙剣(くさなぎのつるぎ)の伝承に関連するともいわれる神です。
大間国生神社大間国生神をお祀り。前回のリストの国生み神社の続きで、国生み神話に関連する神とされます。
度会国御神社度会国御神をお祀り。外宮が鎮座する度会郡の地主神・守護神の一つです。
度会大国玉比賣神社度会大国玉比売神をお祀り。度会地方の国土の守護神の一つとして信仰されています。
田上大水神社田上大水神をお祀り。水利に関わる神であり、特に外宮の神田への水の供給と豊穣を司ります。
田上大水御前神社田上大水神社の同座または周辺に鎮座し、田上大水御前神をお祀りします。
志等美神社志等美神をお祀り。地名・地主神とされます。
大河内神社大河内神をお祀り。大河内地域の水利や土地の守護神です。
清野井庭神社清野井庭神をお祀り。外宮に供える清らかな水の源泉地を守る神とされます。
高河原神社高河原神をお祀り。川や水利に関わる神です。
河原神社河原神をお祀り。前回のリストにもありましたが、川辺や水利に関わる神です。
河原淵神社河原淵神をお祀り。川の深淵を守る神です。
山末神社山末神をお祀り。山の端や、山に関わる守護神です。
宇須乃野神社宇須乃野神をお祀り。野の神、あるいは特定の地域の地主神とされます。
御食神社御食神をお祀り。**御食(みけ)**は神に供える食物を意味し、を司る外宮の祭祀と深く関わります。
小俣神社小俣神をお祀り。宮川と支流の合流地点(小俣)の守護神とされます。

末社

内宮末社

神社の名称住所御祭神(主祭神)由緒(簡記)
鴨下神社鴨下神をお祀り。前回のリストにあった鴨神社と関連する、水利や地名に由来する神です。
津布良神社津布良神をお祀り。地名・地主神とされます。
葭原神社葭原神をお祀り。**葭(よし)**が生える水辺の地域の守護神です。
小社神社小社神をお祀り。地名・地主神とされます。
許母利神社許母利神をお祀り。水に関わる神、または地主神です。
新川神社新川神をお祀り。新しく開かれた川や水利の守護神です。
石井神社石井神をお祀り。石や井戸、または湧き水の守護神です。
宇治乃奴鬼神社宇治乃奴鬼神をお祀り。内宮周辺の宇治地域の地主神の一つです。
加努弥神社加努弥神をお祀り。地名・地主神とされます。
川相神社川相神をお祀り。川の合流点や水利の守護神です。
熊淵神社熊淵神をお祀り。五十鈴川の熊淵の守護神。
荒前神社荒前神をお祀り。荒ぶる力を鎮める神、または地主神です。
那自賣神社那自賣神をお祀り。地名・地主神とされます。
葦立弖神社葦立弖神をお祀り。の生い茂る水辺の守護神です。
牟弥乃神社牟弥乃神をお祀り。地名・地主神とされます。
鏡宮神社鏡宮神をお祀り。古くからこの地にあったとされる、鏡に関わる神とされます。

外宮末社

神社の名称住所御祭神(主祭神)由緒(簡記)
伊我理神社伊我理神をお祀り。地名・地主神とされます。
県神社県神をお祀り。**県(あがた:古代の行政単位)**の守護神として、地域の統治や安寧に関わる神です。
井中神社井中神をお祀り。井戸湧き水の守護神です。
打懸神社打懸神をお祀り。地名・地主神とされます。
赤崎神社赤崎神をお祀り。赤崎という地名の岬や海岸の守護神です。
毛理神社毛理神をお祀り。**森(もり)**や林の守護神です。
大津神社大津神をお祀り。**津(港)**や水辺の守護神です。
志宝屋神社志宝屋神をお祀り。づくりに関わる神、または地主神とされます。

所管社

内宮所管社

神社の名称住所御祭神(主祭神)由緒(簡記)
滝祭神内宮神域内の五十鈴川岸に鎮座。個人的な祈願を神に伝える取次ぎの神様とされます。
興玉神内宮神域内の、御正宮に近い場所に鎮座。御正宮を守護する神様の一つとされます。
宮比神内宮神域内に鎮座。宮(神社の建物)美しさや調和を守護する神様です。
屋乃波比伎神内宮神域内に鎮座。社殿の構造建造を守護する神様です。
御酒殿神内宮・外宮の両神域にあり、神様に供える**御酒(おみき)**を調製・管理する場所の守護神です。
御稲御倉内宮神域内にあり、神嘗祭(かんなめさい)などで神に供える清浄な稲を収蔵する倉庫です。神様ではありません。
由貴御倉内宮神域内にあり、神様に供える調度品や神宝などを収蔵する倉庫です。神様ではありません。
四至神内宮・外宮の両神域内に鎮座。神域の四方の境界(四至)を固め、聖域を守護する神様です。
神服織機殿神社内宮(天照大御神)に奉る絹の神衣を織る機殿(はたどの)の守護神。現在の三重県松阪市大垣内町に鎮座。神衣を織る祭祀は**「機織(はたおり)」**と呼ばれ、神宮の重要な行事です。
神服織機殿神社末社八所上記の機殿神社境内に鎮座する8つの末社群。機織の祭祀を支える神々をお祀りします。
神麻続機殿神社外宮(豊受大御神)に奉る麻の神衣を織る機殿(はたどの)の守護神。現在の三重県松阪市井口中町に鎮座。神衣を織る祭祀は内宮の機殿と対をなします。
神麻続機殿神社末社八所上記の麻殿神社境内に鎮座する8つの末社群。麻織の祭祀を支える神々をお祀りします。
御塩殿神社御塩焼固神(みしおやきかためのかみ)をお祀り。神饌に供える清浄な塩(御塩)焼いて調製する製塩所(御塩殿)の守護神。外宮の所管として伊勢市二見町に鎮座します。
饗土橋姫神社宇治橋(内宮の入口の橋)の手前、大鳥居の近くに鎮座。神域の入口を守る橋の守護神です。
大山祇神社内宮神域内、五十鈴川沿いに鎮座。の神(大山祇神)であり、五十鈴川の源流川辺を守護します。
子安神社内宮神域内、五十鈴川沿いに鎮座。木花開耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)をお祀りし、安産・子授けの神として広く信仰されています。

外宮所管社

神社の名称住所御祭神(主祭神)由緒(簡記)
御酒殿神内宮・外宮の両神域内にあり、神様に供える御酒(おみき)を調製・管理する御酒殿の守護神です。酒の醸造と清浄を司ります。あ
四至神内宮・外宮の両神域内に鎮座。神域の四方(東西南北)の境界(四至)を固め、聖域を守護する神様です。神宮の最も根源的な守護神の一つとされます。
上御井神社外宮神域内の北側、御饌殿(みけでん)の近くに鎮座。外宮の祭典に供される**御水(おみず)**を汲み上げる井戸の守護神です。
下御井神社外宮神域内の、上御井神社よりもさらに北側に鎮座。外宮の祭典で御水が供えられる際、御水(おみず)を清める役割を持つ神とされます。

瀧原宮所管社

神社の名称住所御祭神(主祭神)由緒(簡記)
若宮神社瀧原宮の境内に鎮座。ご祭神は若宮神(わかみやのかみ)とされ、瀧原宮の主祭神(天照大御神の御魂)に連なる若い神、あるいは水分の神として信仰されています。
長由介神社瀧原宮の境内に鎮座。ご祭神は長由介神(ながゆけのかみ)。瀧原宮の神田食物に関わる神、または水利を司る神とされます。瀧原宮の所管社の中では特に重要な位置づけです。
川島神社長由介神社に同座(同じ社殿に合祀)されています。ご祭神は川島神(かわしまのかみ)。瀧原の地を流れる川の神、特に水利を守護する神とされます。

伊雑宮所管社

神社の名称住所御祭神(主祭神)由緒(簡記)
佐美長神社ご祭神は大歳神(おおとしのかみ)。五穀豊穣の神であり、伊雑宮の所管社5社のうち第1位の格式を持ちます。
佐美長御前神社ご祭神は大歳神(おおとしのかみ)。五穀豊穣の神であり、伊雑宮の所管社5社のうち第1位の格式を持ちます。

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