正月飾り 一覧表(意味・飾り方・由来)
| 正月飾り | 主な意味 | 飾る場所 | 飾る時期 | 由来・云われ |
|---|---|---|---|---|
| 門松 | 年神様を迎える依代(よりしろ) | 玄関・門の左右 | 12月13日以降〜28日まで | 松は常緑で神霊が宿る木。竹は生命力・成長の象徴 |
| 注連縄(しめなわ) | 清浄な結界・魔除け | 玄関・神棚・台所 | 12月28日頃 | 天照大神の岩戸神話に由来 |
| 鏡餅 | 年神様の依代・魂の象徴 | 神棚・床の間 | 12月28日 | 鏡=神の象徴、餅=稲魂 |
| 輪締め(輪飾り) | 循環・縁・魔除け | 玄関・室内 | 12月28日 | 注連縄の簡略形。円は永遠の象徴 |
各正月飾りの詳細解説
① 門松(かどまつ)
● 意味
門松は、**年神様(としがみさま)を家に迎えるための「目印」**であり、
**神様が降り立つ依代(よりしろ)**です。
年神様は、
- 五穀豊穣
- 家内安全
- 子孫繁栄
- 生命力
をもたらす神と考えられてきました。
● 素材の意味
| 素材 | 意味 |
|---|---|
| 松 | 常緑=不老長寿・神が宿る木 |
| 竹 | 成長・生命力・まっすぐな心 |
| 梅 | 寒さに耐える忍耐力・清廉 |
※「松竹梅」は縁起の三点セット
● 飾り方
- 玄関の左右一対で飾る
- 竹の切り口は**斜め(そぎ切り)**が主流
→ 生命の躍動・天へ伸びる象徴
● 飾る時期の注意
- 12月29日:
「二重苦」「苦待つ」に通じるため避ける - 12月31日:
一夜飾り=神様に失礼とされる
② 注連縄(しめなわ)
● 意味
注連縄は、
神聖な場所と俗界を分ける結界です。
家の入口に張ることで、
- 邪気の侵入を防ぐ
- 清浄な空間を保つ
役割を果たします。
● 神話的由来
天岩戸神話に由来します。
天照大神が岩戸から出た際、
再び隠れないよう岩戸に張ったのが注連縄の始まり。
● 飾りの意味
| 飾り | 意味 |
|---|---|
| 紙垂(しで) | 雷・清め |
| 橙 | 代々栄える |
| 裏白 | 白髪まで長寿 |
| 昆布 | 喜ぶ(語呂) |
● 飾る場所
- 玄関
- 神棚
- 台所(火の神を清める)
③ 鏡餅(かがみもち)
● 意味
鏡餅は、
年神様が宿る依代そのものです。
鏡=神の象徴
餅=稲魂(米の生命力)
● 二段重ねの意味
| 段 | 意味 |
|---|---|
| 上段 | 太陽・天 |
| 下段 | 月・地 |
→ 陰陽の調和
● 橙(だいだい)の意味
- 「代々」家系が続く
- 子孫繁栄
● 鏡開き
- 1月11日頃
- 包丁は使わず木槌などで割る
→ 切る=縁を切るを避ける
④ 輪締め(輪飾り)
● 意味
輪締めは、
注連縄を簡略化した家庭用正月飾り。
円形は
- 終わりなき循環
- 縁(えにし)
- 調和
を象徴します。
● 飾る場所
- マンション玄関
- 室内ドア
- 子ども部屋
現代住宅向けの正月飾りです。
● 素朴な信仰
「年神様は迷わず“輪”をくぐって入る」
という民間信仰も残っています。
正月飾りの外し方・処分
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 外す時期 | 松の内(1月7日 or 15日) |
| 処分方法 | 神社のどんど焼き・お焚き上げ |
| 注意 | ゴミとして捨てる場合は感謝を込めて |
ブログ記事まとめ(そのまま掲載可)
正月飾りに込められた、日本人の祈り
門松、注連縄、鏡餅、輪締め。
正月に何気なく飾っているこれらの飾りは、
単なる風習ではなく、神様を迎え、清らかに新年を始めるための信仰の形です。
古来、日本人は
「年の始まり=魂の更新」と考えてきました。
正月飾りは、
新しい年を生き抜くための“結界”であり、“祈り”そのものなのです。
意味を知って飾ることで、
新年はより深く、静かに、そして力強く始まります。

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