神の種類
国津神
夫神
大国主命(No.001)
御子神
木俣神(No.079)
神格
家・楯・守護・縁結び
関係
須勢理毘売命の前の正妻
📅 2026年5月18日✍️ 神社めぐり管理人 🗂 神様図鑑シリーズ📖 読了目安:8分

① 名前と出典

正式名称神屋楯比売命(かむやたてひめのみこと)古事記
名前の意味「神(かむ)」は神聖な。「屋(や)」は家・家屋。「楯(たて)」は盾・楯——守護・防御を意味する。「比売命(ひめのみこと)」は女神の敬称。全体として「神聖な家と楯を守護する女神」——家を守り・外敵から盾となって守護する強い女神という意味。「家(屋)と楯(防御)」を名前に持つことから、居住地と守護を象徴する神格を体現している。
初出文献古事記(712年)中巻。大国主命(No.001)が根の国の素戔嗚尊のもとへ向かう前の出雲での妻として記録される。大国主命が根の国から戻り須勢理毘売命(No.002)を本妻として連れ帰る際、神屋楯比売命は木俣神(No.079)を産んだ後に脇に置かれるという形で記されている。
🏠 注目ポイント:神屋楯比売命は大国主命の「最初の妻」として記録される女神です。大国主命が試練のため根の国(素戔嗚尊の宮)へ旅立つ前に出雲で婚姻していた妻であり、木俣神(No.079)の母神。後に大国主命が須勢理毘売命(No.002)を本妻として連れ帰ったことで「側室」的立場になりましたが、出雲を守り続けた「大地の母神」として地域の信仰を集めます。「神屋楯(かむやたて)=神聖な家の楯(守り)」という名前が示すとおり、家・家族を守護する女神として現代にも縁結び・家内安全のご利益を持ちます。

② 大国主命の妻たちの系譜

最初の妻(本記事)
神屋楯比売命
かむやたてひめのみこと
御子:木俣神(No.079)
根の国から迎えた正妻
須勢理毘売命
すせりびめのみこと(No.002)
素戔嗚尊の娘・嫉妬深い正妻
その後の妻(各地)
八上比売・宗像三女神など
多くの妻・180柱以上の御子神
大国主命の多妻・縁結り神話

③ 活躍した時代

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大国主命の国作りの時代——出雲の地で最初に大国主命を迎えた守護の女神
神屋楯比売命は大国主命(出雲の大神)が試練の旅へ出る前に出雲の地を守った最初の正妻。大国主命が帰還して須勢理毘売命を本妻とした後も出雲の地に留まり、御子・木俣神とともに出雲の農業・農地を守護した「縁の下の力持ち」的な女神として信仰される。
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祀られる神社

📌 神屋楯比売命は「大国主命の最初の妻・木俣神の母」として出雲大社の縁結り信仰と深く結びついています。出雲大社(名古屋から飛行機で約1時間)への参拝は神屋楯比売命への縁を感じる旅でもあります。「最初の正妻が守り続けた出雲の地」への参拝として、縁結り祈願に特別な意味が生まれます。
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登場する神話・伝説

大国主命の最初の妻——根の国への旅立ちの前に出雲を守った女神
古事記によれば、大国主命が素戔嗚尊の試練のために根の国へ向かう前、神屋楯比売命は大国主命の出雲での最初の正妻として木俣神(No.079)を産んでいた。大国主命が根の国で素戔嗚尊の娘・須勢理毘売命(No.002)と出会い婚姻して帰還した際、須勢理毘売命が嫉妬深い性格であったことから、神屋楯比売命は「木俣神を木の俣(木の割れ目)に置いて立ち去る」という印象的な場面が生まれた。「最初の妻が正妻の登場によって脇に置かれた」という神話は、古代日本の複数婚の文化と「正妻と側室」の関係を示す神話的記録として研究されている。

出典:古事記(中巻)大国主命の段
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ご利益

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家内安全・家の守護
「神聖な家と楯の女神」として家内安全・家族の守護への強いご利益がある。「神屋楯(家を守る楯)」という名前が直接的に家の守護を示す。
💑
縁結び・夫婦円満
大国主命の最初の正妻として縁結り・夫婦円満への守護のご利益がある。「最初の縁・最初の愛」の守護神として。
🛡️
守護・厄除け・防御
「楯(たて)」の神として守護・厄除け・外敵からの防御への守護のご利益がある。
👶
子宝・安産
木俣神の母神として子宝・安産への守護のご利益がある。
💪
忍耐・強さ
試練を超えて帰還した夫を待ち続けた女神として忍耐・強さ・困難を乗り越える力への守護のご利益がある。
🌾
農業・出雲の守護
出雲の地で夫神不在の間守り続けた女神として農業・土地の守護のご利益がある。
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