熱田神宮(熱田区)

神社

 愛知の神社の代表格ともいえるのが名古屋市熱田区に鎮座する熱田神宮です
 伊勢神宮、明治神宮と共に日本三大神宮の一つとして、東海にお住まいの方であれば、一度は参拝されたことがあると思います。たぶん(笑)
 熱田神宮は名古屋城と共に名古屋十名所にも数えられ、名古屋の名所にもなっています。
 ただ折角熱田神宮を参拝するなら、熱田神宮について、少し勉強してみるのはいかがでしょうか?

今回は熱田神宮について、あますことなくお話ししていこうと思います。

熱田神宮について他にもこんな話が、あるよ等あればこっそり教えてください!(笑)

住所  :名古屋市熱田区神宮一丁目一番一号
電話  :052-671-4151
参拝時間:8:30~16:30
駐車場 :有り
公式HP :熱田神宮
Wiki  :熱田神宮

神社情報

社格 :式内社 尾張国三宮 旧官幣大社 
創建 :646

由緒

 熱田大神(あつたのおおかみ)を主祭神とし、三種の神器である八咫鏡、八尺瓊勾玉と並ぶ「草薙の剣」を祀る愛知県でも有数の神社の一つです。
 熱田神宮はパワースポットとしても有名で、全国からの参拝者も多く平日であっても賑わいを見せています。
 境内には別宮、摂社、末社を28社、境外には摂社、末社16社を祀っています。

摂社・末社

一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)※最重要

 本殿の北西に位置する一之御前神社は熱田神宮で荒魂を祀る神社で、熱田神宮の中で最も神聖な場所です。
 2012年までは一般の入場は禁止されており、写真撮影も一切認められていません。
 本殿西側の「心の小径」を進とお参りすることができます。
 ご存じかもしれませんが、参拝をする際、本殿では、参拝できたことに関する感謝を申し上げ、お願い事は荒魂である一之御前神社にするというように言われています。
 ちなみに、参拝の時間も
     午前9時~午後4時まで
と決まっており、それを過ぎると心の小径への扉が閉まってしまい、入ることができなくなるので一之御前神社を参拝する場合は時間に注意してください。

別宮 八剣宮(はっけんぐう)

 別宮八剣宮は古くから武将の信仰が篤く、愛知を代表する武将、織田信長や徳川家康が先勝祈願に手を合わせに来るほどの神社となっています。
 記録では元明天皇和銅元年(708)9月9日に勅命により神剣をつくり、境内に社を建てて、祀ったことが創祀で、建築様式をはじめ、年間の祭典・神事に至るまで全て本宮に準じて執り行われます。

上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)

 乎止與命(おとよのみこと)を主祀神とし、その両脇に大国主社(おおくにぬししゃ・大黒様)、事代主社(ことしろぬししゃ・恵比須様)を祀る神社
 毎年1月5日に開催される『初えびす』は商売繁盛のご利益を求め、人々が無言で福熊手を求める姿は毎年テレビでも放映される程に愛知県を代表する文化の一つとなっています。
 ちなみに、お札を受けた後には福を逃がさないように、誰とも口をきかずに一目散に帰宅する奇習も残されています。

下知我麻神社(しもちかまじんじゃ)

下知我麻神社しもちかまじんじゃは古くから旅行安全の神様である真敷刀俾命ましきとべのみことまつられています。真敷刀俾命ましきとべのみこと相殿神あいどのしんである宮簀媛命みやすひめのみことの母神様です。は境内を一度外に出ないといけませんので最初か最後に参拝したほうがいいかもしれません。

清水社(しみずしゃ)

 熱田神宮本殿の北東に位置し、心の小径を東側から進むと、少し変わった空間、清水社があります。
 清水社は水を司る神、罔象女神(みずはのめのかみ)を祀っている熱田神宮の末社です。
 清水社のすぐ裏手に湧き水が湧く場所があり、この湧き水には①楊貴妃と②平影清の二つの伝説残っています。

①楊貴妃

 中国玄宗皇帝の日本攻略を、熱田の大神が楊貴妃に姿を変え阻止し、熱田の地に楊貴妃の石塔が供えられたそうです。
 清水社のすぐ後ろに水が沸く場所があり、その湧き水で肌を洗えば楊貴妃のような美肌になると言われています。
 また湧き水の張る池の中央に小さな石が顔を出しており、それが楊貴妃石塔の一部と言われ、この石に三回水をかけると願いことが叶うと言われています。

②平影清

 平安時代の末期、源氏に敗れた際、平景清が眼を患い清水社に湧く水で眼を清めたところ治癒したという伝えがあり、湧き水で目を清めれば眼がよくなると言われています。

見どころ

宝物殿

別途入館するのにお金が必要になります。熱田神宮の歴史等貴重な資料が展示してあります。

熱田の七楠

 熱田神宮の境内には七つの大きな楠、七楠があります。
 しかし一般参拝者が見ることができるのは7本のうち3本しかなく、残りの4本は立ち入りのできない場所にあるため、普段は残念ながら見ることがでません。

※結婚式をする神宮会館に非公開の楠があるので、熱田神宮で婚礼を挙げられる方は是非記念撮影を!

①御神木 3番目に幹が太い楠です。(高さ20.5m・幹の直径7.5m)

 熱田神宮のご神木は本殿に行くまでにある3番目に大きい楠、手水社のすぐ北側で見ることができます。
 樹高20メートル以上、樹齢は2000年とも言われ、根本付近が大きく膨らんでいます。 
 滅多に見ることができませんがこの大楠には蛇が数匹(白蛇も)住みついており、神様の化身として祀られ,大楠の根元にある祠には卵が御供えしてあります。
 運が良ければ大楠で蛇を見かけることができ、蛇を見ると金運を授かることができると言われ、携帯の待ち受け
 また境内の中央にある御神木は弘法大使のお手植えとの言い伝えも…

②清水社脇道にある大楠 2番目に幹が太い楠です。(高さ23m・幹の直径7.82m)

 清水社にいくまでの脇道にある大楠、境内二番目の大きさを誇ります。

③信長塀側にある大楠 5番目に幹が太い楠です。(高さ28.5m・幹の直径5.4m)

④勅使館北側(※立入禁止区間)最大 高さ33m・幹の直径8.67m

結婚式場内

⑤神宮会館北西角 (※立入禁止区間)

4番目に幹が太い楠です。(高さ34.5m・幹の直径5.95m)

⑥第三鳥居西 (※立入禁止区間)

⑦御田神社社殿北側 (※立入禁止区間)

最後に紹介する大楠はもうすでに枯れ果てて生きていない楠です。しかし、もしまだ枯れていなかったら一番幹が太い巨大な楠なのです。その幹の太さは今は不明ですが、昭和26年のときは10.3mだったそうです。

信長塀(日本三大土塀)

 信長塀とは1650年に信長公が桶狭間の戦い前に先勝祈願で熱田神宮に参拝に見事勝利を収めた。
 その勝利を熱田の神の加護とし、信長は熱田神宮に信長塀を奉納。
 三十三間堂の太閤塀、西宮神社の大練塀に並び日本三大土塀の一つに数えられています。

佐久間灯篭(日本三大灯篭)

 南禅寺(京都)、上野東照宮のおばけ灯篭(東京)と並ぶ日本三大灯篭の一つ
 御器所城主佐久間盛次の四男で信濃長沼藩初代藩主である佐久間勝之が海上で台風に遭い遭難した際、熱田神宮に守護を祈ったところ無事に生き延び難を逃れたので、1630年にお礼として熱田神宮に寄進した。
 ちなみに三大灯篭はすべて佐久間灯篭と言われています。

二十五丁橋

西行法師が腰かけた事があるといわれる、二十五丁橋(写真)。25枚の石板でできており、名古屋最古の橋と言われています。

土用殿

明治時代まで神剣(草なぎの剣)が奉安されていたお社です

グルメ

お休み処・清め茶屋 みなもカフェ(きよめ餅)

 熱田神宮の名物の一つ「きよめ餅」
 1785年(江戸中期)に境内できよめ餅を休憩所にて売り出し、名物となったもの
 「抹茶・きよめ餅」のセットでは名物の抹茶と名物のきよめ餅のセットがいただけます。
 毎月一日には「あつた朔日(ついたち)参り」が行われ朔日市限定の熱田宮餅も頂けます。

宮きしめん

 名古屋飯の一つ「きしめん」。その中でも有名なのが、熱田神宮の「宮きしめん」

熱田蓬莱軒

 名古屋飯といったらひつまぶし、名古屋ひつまぶしの代表格が熱田蓬莱軒です。

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