鳥取県は、日本の国造り神話である**「因幡の白兎」の舞台として有名であり、また霊峰大山(だいせん)**を神体として崇める信仰の中心地でもあります。古事記・日本書紀に登場する神々を祀る、由緒深い神社が数多く存在します。
ここでは、鳥取県を代表する主要な神社を厳選してご紹介します。
神社名 | 主祭神 | 御由緒(簡記) |
白兎神社 (はくとじんじゃ) | 白兎神(はくとのかみ) | 神話「因幡の白兎」に登場する白兎神を祀る古社。大国主命と八上姫の縁結びを取り持った神として、縁結び、皮膚病平癒、日本医療発祥の神として信仰されています。 |
宇倍神社 (うべじんじゃ) | 武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと) | 因幡国一宮として長い歴史を誇ります。主祭神の武内宿禰命は、応神天皇など五代の天皇に仕えた忠臣で、寿命長久の神として有名。長寿、健康祈願、子育てにご利益があります。 |
大神山神社 (おおがみやまじんじゃ) | 大己貴神(おおなむちのかみ)/ 大穴牟遅神(おおなむぢのかみ) | 伯耆国二宮であり、霊峰大山を御神体とする山岳信仰の中心。麓の本社と山腹の奥宮から成ります。国造りの神として、産業発展、五穀豊穣、牛馬畜産、医薬療法にご利益があります。 |
倭文神社 (しとりじんじゃ) | 下照姫命(したてるひめのみこと) | 伯耆国一宮。大国主命の娘である下照姫命を主祭神とし、古くから安産祈願で有名です。また、この地に住みながら農業や医薬を指導したと伝えられています。 |
金持神社 (かもちじんじゃ) | 天常立命(あめのとこたちのみこと) | 地名(鳥取県日野郡日野町金持)にちなみ、金運招福の神社として知られています。主祭神は別天神で霊験あらたかであり、商売繁盛、金運上昇、開運を求めて全国から参拝者が訪れます。 |
恋の物語と大自然の霊力
白兎神社の周辺には、神話に登場する**「御身洗(みみあらい)の池」**などの神跡が残り、神話の世界を体感できます。また、大神山神社は、中国地方最高峰の大山の荘厳な自然の中にあり、古代からの山への信仰の強さを感じさせます。
鳥取県の古社巡りは、日本の神話と壮大な大自然のパワーを同時に受け取ることができる旅となるでしょう。
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