【神社めぐり】鎮西日光と神話の楠が守る肥前の古社巡り(佐賀県)

佐賀県(旧・肥前国の一部)は、大陸からの玄関口としての歴史を持ち、古くから独自の文化と信仰を育んできました。特に、華麗な社殿を持つ祐徳稲荷神社や、長寿の神を祀る武雄神社など、歴史と自然の力が共存する神社が点在しています。

ここでは、佐賀県を代表する主要な神社を厳選してご紹介します。

神社名主祭神御由緒(簡記)
祐徳稲荷神社 (ゆうとくいなりじんじゃ)倉稲魂大神(うがのみたまのおおかみ) 他日本三大稲荷の一つに数えられ、**「鎮西日光」**と称される総漆塗りの壮麗な社殿が特徴。鹿島藩主鍋島直朝公の夫人によって勧請されました。商売繁盛、家運繁栄、大漁満足、交通安全にご利益があります。
千栗八幡宮 (ちりくはちまんぐう)応神天皇、仲哀天皇、神功皇后肥前国一宮であり、宇佐八幡宮の五所別宮の一つとして古くから崇敬を集めています。特に、毎年春に行われる**「お粥だめし」**神事は、その年の稲作の豊凶を占う神事として知られています。
武雄神社 (たけおじんじゃ)武内宿禰(たけのうちのすくね) 他五柱武内宿禰を主祭神とし、長寿の神として信仰されています。境内の御神木である**「武雄の大楠」**は、樹齢3000年を超える巨大な楠として知られ、長寿、健康のパワースポットです。
與止日女神社 (よどひめじんじゃ)與止日女神(よどひめのかみ)/ 豊玉姫命佐賀市の嘉瀬川上流に鎮座し、水の神、龍神として信仰されています。豊玉姫命の別名ともされ、安産、病気平癒、海運にご利益があります。地元の漁業関係者からも篤く崇敬されています。
佐嘉神社 (さがじんじゃ)鍋島直正命(なべしまなおまさのみこと) 他 鍋島家歴代藩主佐賀藩主鍋島直正公をはじめとする藩祖・歴代藩主の御霊を祀る神社。藩政改革を断行した直正公の英明さ、仕事運、開運の御神徳があるとされ、城下町の総鎮守として信仰を集めています。

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美の神と長寿の御神木

祐徳稲荷神社の鮮やかな社殿の美しさや、武雄神社にそびえ立つ樹齢三千年の大楠など、佐賀県の神社には視覚的にも歴史的にも感動的な要素が詰まっています。また、嬉野温泉近くの豊玉姫神社は美肌の女神を祀るとして、女性の参拝者にも人気です。

歴史ある肥前の地で、壮麗な稲荷信仰と古代からの自然信仰の力を感じてみてください。

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