【神社めぐり】霊峰立山と越中一宮が誇る歴史の深さ(富山県)

富山県(旧・越中国)は、雄大な立山連峰を信仰の対象とする立山修験の地であり、また古代からの歴史を持つ「越中国一宮」が複数存在するなど、非常に信仰の篤い地域です。

ここでは、富山県を代表する主要な神社を厳選してご紹介します。

神社名主祭神御由緒(簡記)
雄山神社 (おやまじんじゃ)伊邪那岐神(いざなぎのかみ) 天手力雄神(あめのたぢからおのかみ)立山を神体とする山岳信仰の拠点。主祭神は立山権現として崇められ、開運、厄除け、病気平癒のご利益があります。山頂の峯本社、中腹の中宮祈願殿、麓の前立社壇の三社で構成されます。
高瀬神社 (たかせじんじゃ)大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)越中国一宮を称する古社の一つ。約2000年前の創建と伝わり、福の神、縁結びの神として広く信仰されています。国土開拓や農耕、医薬医療の神としての御神徳も広大です。
氣多神社 (けたじんじゃ)大己貴命(おおむなむちのみこと) 奴奈加波比賣命(ぬなかわひめのみこと)越中国一宮を称する古社の一つで、能登国一宮・気多大社からの勧請と伝わります。古代、出雲と越中を結んだ海流の要衝に鎮座し、国土開発、縁結びにご利益があります。
射水神社 (いみずじんじゃ)瓊瓊杵尊(ににぎのみこと) 他越中国一宮を称する古社の一つで、霊山・二上山を神体としています。もとは二上山山頂に鎮座していましたが、現在は高岡市内に遷座。豊穣、みちひらきの神として信仰されています。
日枝神社 (ひえじんじゃ)大山咋神(おおやまくいのかみ) 大己貴命(おおなむちのみこと)富山市の総産土神として「山王さん」の名で親しまれています。歴代富山城主からも崇敬を集め、家内安全、商売繁盛、厄除けにご利益があります。

立山信仰の奥深い歴史

雄山神社を中心とする立山信仰は、かつて山頂を目指すことが即ち浄土へ至ることを意味する、**「立山曼荼羅」**に描かれた独特の宗教観を持つものでした。現代においても、立山は登山者や参拝者に強い霊的な力を与え続けています。

富山を訪れる際は、平野の古社と霊峰の神社、両方のパワーを感じてみてください。

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