神 様 図 鑑 — No. 088
うがやふきあえずのみこと鵜葺草葺不合命
神武天皇の父神 / 海宮神話を完結させる神 / 産屋の屋根が完成しないうちに生まれた神
神武天皇(No.046)の父神
豊玉毘売命が産んだ「海宮の子」
子育て・安産・水の守護神
産屋の屋根が未完成のまま誕生
叔母・玉依毘売命を妻とした
父神
彦火火出見尊(山幸彦)
母神
豊玉毘売命(海神の娘)
妻神
玉依毘売命(叔母)
御子
神武天皇ほか4柱
縁の神社
鵜戸神宮(宮崎)
🌊 注目ポイント:鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)は彦火火出見尊(山幸彦・No.043)と海神の娘・豊玉毘売命(No.044)の御子神で、神武天皇(No.046)の父神です。名前の意味は「鵜の羽根で葺いた草の屋根が完成しないうちに(ふきあえず)生まれた神」——波打ち際の産屋の屋根が間に合わないまま誕生したというエピソードが名前になっています。宮崎県日南市の鵜戸神宮(うどじんぐう)が主祭神社で、海食洞窟の中に本殿が鎮座するという日本屈指の神秘的な神社として知られます。子育て・安産・縁結びのご利益で有名です。
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02
祀られる神社
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03
登場する神話・伝説
産屋の屋根が完成しないうちに誕生——名前の由来となった神話
古事記によれば、豊玉毘売命は海から地上に戻り、波打ち際に鵜の羽根で葺いた産屋を建てて出産の準備をした。しかし産屋の屋根がまだ完全には葺き終わらないうちに出産が始まり、鵜葺草葺不合命が生まれた。「ふきあえず(葺き終えないうちに)」という名前がそのまま誕生のエピソードを伝えている。母・豊玉毘売命は「産む姿を見ないでください」という約束を夫(彦火火出見尊)に破られたため、海に帰ってしまい、以後鵜葺草葺不合命は叔母・玉依毘売命に育てられた。
出典:古事記(中巻)・日本書紀
この神話を詳しく読む玉依毘売命との婚姻——叔母を妻とした神武天皇の父
海に帰った母・豊玉毘売命の代わりに鵜葺草葺不合命を育てた叔母(豊玉毘売命の妹)・玉依毘売命(No.045)は、後に鵜葺草葺不合命の妻となった。二神の間に生まれた第四子が神倭伊波礼毘古命(神武天皇・No.046)であり、「海神の血(綿津見神→豊玉毘売命→鵜葺草葺不合命)」と「天孫の血(天照大神→瓊瓊杵尊→彦火火出見尊)」が合わさって初代天皇の血統が完成した。
出典:古事記(中巻)
この神話を詳しく読む⸻ ✦ ⸻
05
ご利益
安産・子育て
産屋での誕生神話から安産・子育て・子宝への守護のご利益がある。鵜戸神宮は安産の神として特に有名。
縁結び
玉依毘売命との婚姻から縁結り・良縁への守護のご利益がある。
海・水の守護
海神の系譜の神として海・水・漁業への守護のご利益がある。
天皇・皇室守護
神武天皇の父神として皇室・国家の根幹を守護する神格がある。
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06
関わりの深い場所・聖地巡礼
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