群馬県(旧・上野国)は、古くから榛名山や赤城山などの霊峰に対する山岳信仰が盛んで、自然の厳しさと恵みを司る神々が祀られています。また、古代からの歴史を持つ「一之宮」や「総社」など、由緒ある神社も多く存在します。
ここでは、群馬県を代表する主要な神社を厳選してご紹介します。
神社名 | 主祭神 | 御由緒(簡記) |
一之宮貫前神社 (いちのみやぬきさきじんじゃ) | 経津主神(ふつぬしのかみ) 姫大神(ひめおおかみ) | 上野国一之宮。1400年以上の歴史を持つ古社で、全国的にも珍しい**「下り参道」**を持つことで知られます。経津主神は武神、姫大神は養蚕・機織りの神として信仰されています。 |
榛名神社 (はるなじんじゃ) | 火産霊神(ほむすびのかみ) 埴山毘売神(はにやまひめのかみ) | 榛名山の山岳信仰の中心地であり、約1400年の歴史を持つ古社。ご神体は御姿岩(みすがたいわ)。開運、五穀豊穣、商売繁盛、縁結びなど広範なご利益があります。 |
赤城神社 (あかぎじんじゃ) | 赤城大明神(あかぎだいみょうじん) (赤城山を神体とする神) | 赤城山を神体とする信仰の拠点であり、湖(大沼)を囲むように多数の赤城神社が存在します。水の神、火の神として開運招福、病気平癒**、特に女性の願い事**にご利益があるといわれます。 |
妙義神社 (みょうぎじんじゃ) | 日本武尊(やまとたけるのみこと) 他 | 奇岩怪石で知られる妙義山の東山麓に鎮座し、古くから山岳信仰の霊場。開運、商売繁盛、火防(ひぶせ)、学業成就などにご利益があり、豪華な社殿は江戸幕府からの崇敬の篤さを物語ります。 |
上野国総社神社 (こうずけのくにそうじゃじんじゃ) | 上野国内549座の神々 | 上野国の総社(そうじゃ)。古代の国司が国中の神々を一度に祀るために設けられた神社で、上野国中の神々が一堂に集まっています。厄除開運、国家安泰などのご利益があります。 |
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山の神々が鎮座する地
榛名神社と赤城神社は、古くから群馬を代表する霊山として人々の生活と密接に結びついてきました。特に榛名神社は、その壮麗な自然の景観と厳かな雰囲気が、訪れる人々に強い力を与えてくれるとされています。歴史を感じながら、壮大な自然のパワーを感じる旅に出かけてみてください。
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