【神社めぐり】神々の集う国、出雲大社と神話の古社巡り(島根県)

島根県(旧・出雲国、石見国、隠岐国)は、古事記や日本書紀に登場する数多くの神話の舞台であり、特に**「出雲大社」を中心とする出雲信仰は、日本の精神的なルーツの一つです。全国の神々が集まる「神在月(かみありづき)」**の伝説など、独特の信仰文化が息づいています。

ここでは、島根県を代表する主要な神社を厳選してご紹介します。

神社名主祭神御由緒(簡記)
出雲大社 (いづもおおやしろ/いずもたいしゃ)大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)出雲国一宮であり、縁結びの神様として全国的に有名。旧暦10月には全国の神々が集まり**「神在祭(かみありさい)」が執り行われます。国宝の大社造りの本殿を持ち、参拝作法は「二礼四拍手一礼」**です。
美保神社 (みほじんじゃ)事代主神(ことしろぬしのかみ) 三穂津姫命(みほつひめのみこと)全国のえびす様(事代主神)の総本宮の一つ。出雲大社の主祭神・大国主神の御子神を祀ります。海上安全、大漁満足、商売繁盛、そして歌舞音曲の守護神として信仰を集めています。
熊野大社 (くまのたいしゃ)神祖熊野大神櫛御気野命(すさのおのみことの別名)出雲国一宮を称し、出雲大社と並ぶ古社。素戔嗚尊が火起こしの方法を伝えたとされることから、別名**「日本火出初之社(ひのもとひでぞめのやしろ)」**とも呼ばれます。縁結び、火の守護にご利益があります。
須佐神社 (すさじんじゃ)須佐能袁命(すさのおのみこと)素戔嗚尊が自分の御魂を鎮めた地とされる、**素戔嗚尊の「御本宮」**として知られる古社。生命力、厄除けのパワースポットとして、近年特に注目を集めています。
日御碕神社 (ひのみさきじんじゃ)天照大御神(下の宮・日沉宮) 素盞嗚尊(上の宮・神の宮)**「伊勢大神宮が日の本の昼を守るのに対し、日御碕神社は夜を守る」**と伝えられる、朱塗りが美しい神社。上下二社を総称し、国家鎮護、厄除けにご利益があります。

神話のロマンと独自の信仰

島根県の神社巡りは、まさに神話の世界を追体験する旅です。出雲大社と美保神社は、親子神を祀る特別な関係性があり、両社を巡る**「両参り」**が古くから行われてきました。また、熊野大社や須佐神社は、素戔嗚尊の神話に深く関わり、強力な生命力や厄除けのパワーを持つと信じられています。

神々の集う島根で、日本のルーツに触れる、神秘的な時間をお過ごしください。

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