三重県鈴鹿市に鎮座する椿大神社は、猿田彦大神を主祭神とする全国の猿田彦神社の総本宮とされる古社です。「みちひらきの神」として広く信仰され、人生の岐路・事業・移動・縁結び・出発に関する祈願で多くの参拝者が訪れます。
歴史と由緒
社伝では創建は垂仁天皇25年と伝えられ、日本最古の神道の一系統としての性格を強く持つ神社です。
猿田彦大神は天孫降臨神話において、天照大神の孫・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が地上へ降りる際、道案内をした神として知られ、そこから「道を開く=みちひらき」の神として信仰されるようになりました。
また、椿大神社は古来より伊勢参宮の「前に立ち寄る神社」としても信仰され、東国・都方面から伊勢神宮へ向かう際の要衝としての性格も強い神社です。
主祭神
- 猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
合祀・関係神
- 天之鈿女命(あめのうずめのみこと)
猿田彦大神の后神とされ、芸能・祈祷・表現・身体性に関する信仰が厚い
境内には椿岸神社があり、縁結びの御利益で非常に人気があります。
見どころ
- 本殿・拝殿の荘厳なたたずまい
- 椿岸神社(縁結び)
- 鈿女石(芸能・祈願スポット)
- みちひらきの道祈願の祈祷所
- 神苑や霊泉など、古代的な清浄文化が残る境内空間
椿大神社の参拝は「人生の確認」と言い換えてもよいほど、精神がまっすぐな状態へ整っていく感覚があります。
特に受験・就職・転職・事業開始・新生活の時期に参拝者が増える理由がここにあります。
アクセス
- 三重県鈴鹿市山本町1871
- 近鉄四日市駅からバス、または伊勢自動車道 鈴鹿ICから車約15分
まとめ
椿大神社は、単なる古社ではなく「道の神」を核とした日本神道の古層の中心点ともいえる存在です。
人生の岐路、道の選択、未来の可能性を開いてほしい時
ここは特におすすめの神社です。

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