【神社めぐり】大阪・磐船神社(いわふねじんじゃ)―天磐船が降り立ったと伝わる神秘の巨岩聖域―


■磐船神社とは

磐船神社(大阪府交野市)は、天孫降臨以前の神代において、饒速日命(にぎはやひのみこと)が**天磐船(あめのいわふね)**に乗って降り立った地として伝えられる古社です。

境内には巨大な岩の船に見立てられる**「天の磐船」**が現存し、
古代信仰の「石」の霊力を直接体感できる神社として全国でも非常に特徴的な場所となっています。


■御祭神

  • 饒速日命(にぎはやひのみこと)

ニギハヤヒは、神武天皇よりも先に天降ったとされる神で、物部氏の祖神としても知られます。
古代史好き、古史古伝系、神話研究家の間でも特に関心度の高い神です。


■磐船神社の見どころ

名所ポイント
天の磐船(巨大磐)全長約12メートル。天上から飛来した船と伝わる
岩窟めぐり古代修験、行場として使われたとされる洞窟を通る体験(受付・条件有)
石の神域そのもの本殿というより「巨石そのものが御神体」という古神道的形態

磐船神社の魅力は、建物よりも自然そのものを神とみる原初的信仰が体感できる点にあります。
神社というより「神降臨の痕跡に触れる場所」といった雰囲気。


■岩窟めぐりについて

磐船神社の岩窟は、古代行者が修行に使ったとされる場所で、2025年現在も申し込み制・時間制限ありで通行可能です。(荒天や状況で中止あり)

狭いところを通るため、動きやすい服装推奨。
ここはまさに”原始の修験”を体験できる貴重なスポット。


■アクセス

  • 大阪府交野市私市(きさいち)
    最寄り駅は京阪私市駅。そこから山道を徒歩で進むルートが基本。
    駐車場もありますが幅が狭いので注意。

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