神奈川県・箱根の芦ノ湖畔に鎮座する**九頭竜神社(くずりゅうじんじゃ)**は、
“縁結び”“金運”“商売繁盛”のご利益で有名な龍神信仰の中心地です。
本宮は芦ノ湖の北岸、森に包まれた聖域にあり、毎月13日の「月次祭」では湖上参拝船が出るなど、箱根でも特に特別な雰囲気をもつ神社として知られています。
この記事では、九頭竜神社の由緒・ご利益・見どころ・アクセスを、初めて訪れる方にも分かりやすくまとめます。
■ 九頭竜神社とは
◎ 芦ノ湖を鎮めた「九頭の龍」を祀る神社
九頭竜神社の御祭神は 九頭龍大神(くずりゅうおおかみ)。
かつて芦ノ湖には暴れ回る「九つの頭を持つ大龍」が棲みつき、村人を困らせていたと伝わります。
そこで、奈良時代の高僧 万巻上人 が法力によって龍を鎮め、
龍は心を改めて芦ノ湖の守護神となりました。
それ以来、龍神信仰の中心として人々に深く信仰されています。
■ ご利益
九頭竜神社が人気を集める理由は、なんといってもご利益の強さ。
◆ ご利益一覧
- 縁結び(恋愛・人脈)
- 金運向上
- 商売繁盛
- 厄除け・開運
- 航海安全・旅行安全
- 願望成就
特に「恋愛成就」のご利益は箱根随一とされ、
本宮を訪れる若い女性が多いことでも知られています。
◎ 龍神は“人と人を結ぶ”“運気を引き寄せる”象徴
龍神は水の神であり、“流れを良くする存在”。
停滞した運や縁を動かす力があると信じられています。
■ 見どころ
◎ 1. 芦ノ湖の奥にたたずむ「本宮」
本宮は芦ノ湖の北側の森にあり、静謐な空気が満ちています。
湖の波音しか聞こえない自然の中でお参りでき、「聖域感」が抜群です。
◎ 2. 新宮(箱根神社境内)
箱根神社の境内には、アクセスしやすい「新宮」があります。
本宮へ行く時間がない場合でも、新宮でお参りできます。
◎ 3. 名物「白龍神社」
箱根神社境内には九頭竜神社と並んで祀られる白龍神社もあります。
金運の白龍、縁結びの九頭龍として両参りする方が多いです。
◎ 4. 月次祭(月に一度の湖上参拝)
毎月13日の**月次祭(つきなみさい)**は大人気。
- 芦ノ湖に浮かぶ船で本宮を目指す
- 湖上から神職が祝詞を奏上
- 特別なお守りの頒布
と、普段とはまったく違う参拝体験ができます。
■ 参拝のポイント
◎ 本宮へ行く場合
本宮は徒歩で向かうと片道30〜40分ほど。
湖畔を歩く遊歩道は美しく、ファンが多いルートです。
遊歩道入口 → 約30分 → 九頭竜神社本宮
足場は悪くないですが、自然の道なので歩きやすい靴が必須。
■ アクセス
◆ 所在地
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根
◆ 行き方
● 本宮へ行く場合
・箱根園から遊歩道で徒歩約30分
・毎月13日は「参拝船」が運航
● 新宮(箱根神社境内)へ行く場合
・箱根湯本駅 → バスで約35分、「元箱根」下車すぐ
■ まとめ
九頭竜神社は、
“芦ノ湖の龍神が守る神秘のパワースポット”。
自然の中で心を静めて参拝したい方、
ご縁を結びたい方、
運気を整えたい方にぴったりの神社です。
箱根神社とセットでお参りすると、さらにご利益が高まるといわれます。
芦ノ湖畔の散策とともに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。


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