京都の街を歩くと、ふと漂う静けさや歴史の香り。その中でもひときわ異彩を放つのが、陰陽師・ 安倍晴明(あべの せいめい) を祀る 清明神社(晴明神社) です。
平安時代の天才陰陽師の足跡をたどりつつ、現代にも通じる神秘的な魅力を紹介します。

⛩ 晴明神社とは?
清明神社(晴明神社) は、平安時代中期の陰陽師・安倍晴明を御祭神として祀る 神社 です。
創建は 1007年(寛弘4年)、一条天皇の勅命により晴明の 屋敷跡(住居だった場所)に建てられた のが始まりとされています。
神社は京都市上京区、堀川通と一条通の交差点近くにあり、今でも多くの人が訪れる人気スポットです。
安倍晴明ってどんな人?

安倍晴明(921–1005)は平安時代を代表する 陰陽師(おんみょうじ)。
陰陽師とは、占星術や暦(こよみ)、占い、結界などを司る専門職で、当時は朝廷で重要な役割を果たしていました。
晴明は多くの天皇に仕え、星や天象から吉凶を読み解く能力で信頼を得たと伝えられています。
詳しくは別の記事でもまとめているので、そちらの記事もご覧ください。
📜 神社の由緒と伝説
◆ 創建の理由と歴史
晴明神社は 晴明の死後わずか2年ほどで建てられました。その理由は、晴明の優れた功績を称えるとともに、陰陽師として都や天皇を祈護した霊徳を封じ込め、守護を願うため とされています。
また、平安京の 鬼門(北東)に位置する要所 に神社が設置されたのは、都を厄災から守りたいという当時の人々の祈りがあったとも言われています。
◆ 晴明にまつわる伝説
晴明には数々の伝説があります。その一つが「母は白狐(きつね)」であったという物語です。幼い晴明が母の正体を見破ったため、母は去り、その後晴明が成長して再会したという話は古典文学にも登場します。
また、晴明が「式神(しきがみ)」を操ったという話や、妖怪・鬼を退けた逸話なども伝わり、彼が現代にも語り継がれる理由となっています。
🔯 陰陽道と晴明神社の関係
晴明神社は 陰陽道(おんみょうどう) の象徴とも言える存在です。
◆ 陰陽道って?
陰陽道とは、中国から伝来した学問を基に発展した日本独自の思想体系で、
- 陰陽(陰と陽)
- 五行(木・火・土・金・水)
のバランスから自然現象や人間の運命を解き明かす学問です。晴明はこの道を極め、多くの疑問や災いを「吉」に変えたといわれています。
☯️ 晴明神社の 五芒星(ごぼうせい/星形) は陰陽道の象徴です。
この星は五行(木火土金水)を表し、調和と守護 の意味が込められています。神社の建築や飾り、お守りにこのシンボルが使われています。
🌿 見どころスポット紹介
晴明神社の境内には、訪れる人を楽しませる魅力的なスポットが満載です。
🌀 1. 五芒星(晴明星)
境内の門やお守りなど、さまざまな場所に見られる 五芒星(晴明星) は、この神社の象徴。
陰陽道のバランス感覚そのものを形にした神秘的なシンボルです。
💧 2. 晴明井(晴明の水)
境内中央には 晴明井(せいめいい) と呼ばれる井戸があり、この水は 病気平癒や癒しのご利益がある と信じられています。人々はペットボトルに水を汲んで持ち帰ることもあります。
🍑 3. 厄除けの桃(やくよけ桃)
本殿前には大きな 桃の像 があり、桃は古くから邪気を払う力があるとされ、撫でることで 厄除け が期待されます。
🌳 4. 御神木・楠(くすのき)
境内の御神木である 楠の木 は300年以上の歴史があり、その力強さから 生命力・活力の象徴 として触れる人も多いです。
🙏 ご利益(御神徳)
晴明神社は様々なご利益で知られています。
- 厄除け・災い除け
- 病気平癒・癒し
- 家内安全
- 交通安全(車のお祓い)
- 開運・運気向上
など、現代の生活にも役立つ祈願が可能です。
護符やお守りも「五芒星」や陰陽の力をモチーフにした独特のデザイン。日常に取り入れやすいと人気です。
🎎 年中行事・祭礼
晴明神社の代表的な祭りが 晴明祭(せいめいさい) です。
毎年 秋分の日とその前夜 に行われ、伝統芸能や灯籠行列、神輿渡御などが行われ、多くの参拝者で賑わいます。
✨ まとめ
京都の 清明神社(晴明神社) は、単なる観光地ではありません。
平安の陰陽師・安倍晴明の 智慧・伝説・祈り が今にも息づく、歴史深い神社です。
陰陽道の象徴「五芒星」、癒しの「晴明の水」、厄除けの「桃」、そして生命力の「御神木」など、訪れるだけで現代の私たちの暮らしにも何かを与えてくれるパワースポットでもあります。
ぜひ京都に来た際には、ここで歴史の風を感じ、晴明の世界に触れてみてください。

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