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【神社めぐり】国王神社(こくおうじんじゃ)-平将門公・終焉の地にひっそりと佇む古社(茨城県)

みなさん、こんにちは!ももちです。

今回訪れたのは、茨城県坂東市岩井にひっそりと鎮座する「国王神社(こくおうじんじゃ)」。

東京の大手町にある「将門塚」や「神田明神」など、将門公にゆかりのあるスポットは数多く存在しますが、ここ国王神社は将門公が最後の決戦を迎え、その生涯を閉じたとされる伝承の地です。

緑豊かな参道と古風な茅葺き屋根の社殿が醸し出す、独特の神聖な空気感をご紹介します!

国王神社とは?(歴史と由緒)

国王神社は、平安時代中期の940年(天慶3年)に戦死した平将門公を主祭神として祀る神社です。

歴史の表舞台では「朝敵」として描かれることも多かった将門公ですが、地元である坂東(下総国石井郷)においては、重税に苦しむ民を救おうとした英雄であり、今なお「将門さま」として親しまれ深く敬われています。

娘・如蔵尼が父のために建てた小さな祠が始まり

由緒によると、将門公の死から32年が過ぎた頃、奥州からひとりの尼僧がこの地を訪ねてきました。

彼女こそが、将門公の三女である如蔵尼(にょぞうに)です。

父の最期の地を探し当てた如蔵尼は、父の三十三回忌にあたる972年(天禄3年)2月14日、傍らの霊木を用いて自ら父の姿を刻み、祠を建てて「国王大明神」とお祀りしました。これが国王神社の創始と伝えられています。

ご祭神とご神体

  • ご祭神: 平将門命(たいらのまさかどのみこと)
  • ご神体: 寄木造 平将門木像(茨城県指定文化財)

如蔵尼が刻んだとされる御神体の木像は、衣冠束帯姿で眉を釣り上げ、力強く凛とした姿をしており、県の指定文化財として大切に守られています。

境内の見どころと参拝ポイント

1. 静寂に包まれた緑の参道と木造鳥居

県道から少し入ると、大きな樹木に覆われた神聖な敷地があらわれます。

古風な木造の両部鳥居をくぐり、まっすぐに伸びるコンクリートの参道を進んでいくと、周りの騒音が消え去り、静けさに包まれるのを感じます。

2. 江戸時代の面影を残す「茅葺き屋根の社殿」

参道の奥に構える拝殿と本殿は、茅葺き(かやぶき)屋根の素朴ながら重厚感のある佇まいです。

拝殿は江戸時代後期(1817年再建)の建築とされ、本殿も江戸時代初期(1683年建立)の貴重な様式を残しており、ともに茨城県の文化財に指定されています。

大手町などの都心のパワースポットとは異なり、千年前の風音がそのまま残っているかのような厳かな風情が魅力です。

3. 周辺に点在する「将門公ゆかりの史跡」

国王神社の周辺(坂東市岩井エリア)には、将門公の政治拠点であった「島広山営所跡」や、胴体が眠るとされる「延命院(胴塚)」など、ゆかりの史跡が徒歩や車で巡れる範囲に点在しています。

毎年11月には「岩井将門まつり」も開催

毎年11月第2日曜日には、将門公を偲んで100人以上の甲冑武者行列が街を練り歩く「岩井将門まつり」が開催され、多くの見物客で賑わいます。

国王神社 基本情報&アクセス

項目情報
神社名国王神社(こくおうじんじゃ)
所在地茨城県坂東市岩井951
拝観料境内自由(無料)
駐車場あり(鳥居前・神社脇に無料駐車スペースあり)

アクセス方法

  • お車(おすすめ):
    • 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「坂東IC」より車で約5分。
    • 常磐自動車道「谷和原IC」より車で約25分。
  • 電車・バス:
    • つくばエクスプレス・関東鉄道常総線「守谷駅」より関東鉄道バス(岩井バスターミナル行き)で約50分、終点よりコミュニティバスまたはタクシー利用。

おわりに

父を想う娘の祈りから生まれ、千年以上もの間、地元の市井の人々によって静かに護り継がれてきた「国王神社」。

都心の喧騒から離れて、歴史の波乱に思いを馳せながら静かに手を合わせたい方に、ぜひ訪れてほしい心落ち着く名社です。

坂東市の歴史散策や、将門公ゆかりの史跡めぐりの目的地として足を運んでみてはいかがでしょうか?

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