【名古屋の神社めぐり】植田八幡宮|住宅街に鎮座する天白の鎮守さま

神社

 今回ご紹介をするのは名古屋市天白区にある「植田八幡宮(うえだはちまんぐう)」
 都会の喧騒から少し離れた住宅街の中にありながら、地元の人々に長く親しまれてきた神社です。今回は、そんな植田八幡宮の由緒や見どころ、アクセス情報などをご紹介します。

 植田八幡宮は旧植田城跡に建てられた神社で、以前はこの地に豪族横地氏のお城立っていたそうです。
 また築城以前には八幡宮が立っており、更に前には豪族の古墳(前方後円墳)があった場所だそうで、この場所が昔からとても重要な場所であったことがわかります。
 古墳マニアとしては植田八幡宮を訪問する際は、ぜひ古墳も一緒に見学させていただきましょう!!

住所  :名古屋市天白区植田西3丁目605
電話  :052-808-3818
受付時間:午前8時30分~午前10時
駐車場 :境内のトイレ横に数台あり
公式HP :植田八幡宮 (uedahachimangu.nagoya)

神社情報

御由緒

 1500年以上前の古墳時代に横地一族が古墳の上に植田城を築いたことが始まりとされています。

 植田八幡宮の創建は詳細が不明ですが、江戸時代から植田の地に鎮座し、地域の守り神として崇敬を集めてきた歴史ある神社です。

 天白区の中でも、古くから開けた地域である「植田地区」の氏神として、地元の年中行事やお祭りの中心となっています。

御祭神

 植田八幡宮の御祭神は応神天皇(おうじんてんのう)。学問・武運・子育ての守護神として知られており、古くから武士や庶民に広く信仰されてきました。詳しい説明については別の記事で紹介しているので、参考としてください。

植田神社で授かる御利益

① 学業成就・受験合格

 応神天皇は「文武両道の神」として知られ、学問の神様としても信仰されています。受験生や資格試験を控えた人たちが合格祈願に訪れることが多いです。

② 子育て・安産祈願

 応神天皇は母・神功皇后によって無事に生まれたという神話から、安産・子育ての神としても厚く信仰されています。子どもの健康を祈る七五三詣でも地元の家族連れに親しまれています。

③ 家内安全・地域守護

 植田八幡宮は「植田の氏神さま」として地域に根ざしており、家内安全・火災除け・災難除けなどの守護をお願いする人が多いです。

④ 武運長久・勝負運アップ

応神天皇はかつての武神(戦の神)としても信仰されており、勝負事やスポーツの必勝祈願にも適しています。


その他のご利益(境内社を含む可能性あり)

 境内にある稲荷社などでは「商売繁盛」「五穀豊穣」「開運招福」などの祈願もできます。神社全体としては、地域の暮らし全般を守る“総合的な守護神”としての性格が強い神社です。

みどころ

御神木

 確認できませんでした。

前方後円墳

 古墳時代中期の前方後円墳の上に応神天皇を御祭神とする八幡社があり、その後遠江地方の有力武士団である横地一族がこの植田地区に移り住み、古墳の上に植田城を築いたとされています。
 古墳自体は神社裏手に東西に長い築山となって存在はしているようですが、案内に記載があるのみで見ることはできませんでした。
 過去には新聞記事に取り上げられたこともあるみたいですよ!

狛犬

授与所

 授与所は午前中しかあいておらず、御朱印を求めるのであれば、時間を確認してからをお勧めします。
 ちなみに授与所は午前8時30分~午前10時の間で開いています。

御朱印

 今回午後に訪問したため御朱印をいただけませんでした。( ノД`)シクシク…
 皆さんは午前中の訪問をお勧めします。

祭事・年中行事

1月1~7日  初詣
2月節分    節分祭 鬼はらい神事
4月17日    弁天社祭、三社祭
7月海の日   夏祭り、輪くぐり神事
10月体育の日  秋祭り、餅投げ
11月23日    新嘗祭

アクセス情報

  • 所在地:名古屋市天白区植田本町1丁目
  • 最寄駅:地下鉄鶴舞線「植田駅」から徒歩約10分
  • 駐車場:周辺にコインパーキングあり(専用駐車場はないため注意)

まとめ|地域に息づく神社の温もり

植田八幡宮は、派手さはないものの、地域の歴史と信仰が息づく落ち着いた神社です。地元の人々にとっては心の拠り所であり、初めて訪れる人にもどこか懐かしさを感じさせてくれる場所。

名古屋の観光地とは一線を画す、日常の中にある神社を訪ねてみてはいかがでしょうか。小さな発見と心の癒しが、きっとそこにあります。

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