――秋ならではの絶景とご利益を楽しむ参拝旅――
日本には、四季の中でも特に美しい“紅葉”を楽しめる神社が各地に存在します。
神社の静かな空気の中で赤や黄に染まったモミジが揺れる景色は、まさに日本の秋の象徴。
この記事では、地域ごとに“紅葉の名所として有名な神社”を厳選してご紹介します。
■ 北海道・東北地方の紅葉神社
◆ 上川神社（北海道旭川市）
北海道の大雪山連峰近くにあり、境内は広く自然豊か。赤いモミジと黄色いカエデのコントラストが美しく、松との調和も見事。
◆ 毛越寺（岩手県平泉町）
神社ではないものの、紅葉名所として全国に名高い古寺。浄土庭園とモミジの調和は圧巻で、神社巡りとセットで訪れたい。
◆ 山寺 日枝神社（山形県山形市）
山寺（立石寺）の中腹にある神社で、参道の石段を包むように紅葉が色づきます。山の空気と秋色の景色が最高。
■ 関東地方の紅葉神社
◆ 走水神社（神奈川県横須賀市）
弟橘媛ゆかりの神社。海沿いの神社でありながら境内に多くのモミジがあり、海と紅葉が一緒に楽しめる珍しい名所。
◆ 香取神宮（千葉県香取市）
深い森に囲まれた古社。参道のカエデ並木や本殿周辺の紅葉が美しく、歴史の深さと秋色が重なる絶景。
◆ 日光二荒山神社（栃木県日光市）
世界遺産の社寺のひとつ。千年以上の歴史を持ち、境内のモミジは荘厳そのもの。紅葉の時期は鳥居越しの景色が特に美しい。
■ 中部（東海・甲信越）地方の紅葉神社
◆ 香積寺・大縣神社エリア（愛知県犬山市）
香積寺は「紅葉トンネル」で有名。大縣神社とセットで巡ると、山の紅葉と古社の雰囲気を両方楽しめる。
◆ 寂光院（愛知県犬山市）
“尾張のもみじ寺”として全国的に人気。境内一面が赤く染まり、山頂の展望台から見下ろす絶景は格別。
◆ 川上御前社／白山比咩神社（石川県白山市）
白山信仰の総本宮。参道の大木と紅葉が織りなす景色は神々しく、社殿の朱色との対比が非常に美しい。
◆ 戸隠神社（長野県長野市）
奥社へ向かう参道の杉並木の中に紅葉が混じり、神秘的な雰囲気が際立つ。鏡池から見る山の紅葉も荘厳。
■ 近畿地方の紅葉神社
◆ 北野天満宮（京都市）
「もみじ苑」で有名。境内の川沿いに広がる紅葉庭園は特に美しく、学問の神様を祀る神社だけに学生にも人気。
◆ 貴船神社（京都市）
朱塗りの灯籠が続く参道に紅葉が映える圧巻の景色。水の神・縁結びの神として知られ、秋は特に参拝客が多い。
◆ 吉野山 金峯山寺（奈良県吉野町）
神社ではないが、修験道の聖地であり紅葉の名所。吉野の山々全体が赤く染まる絶景は一度は見たい秋の名景。
■ 中国・四国地方の紅葉神社
◆ 厳島神社（広島県廿日市市）
海に浮かぶ神社として有名だが、背後の弥山の紅葉が秋にはとても美しい。鳥居と紅葉の共演は唯一無二。
◆ 出雲大社北島国造館（島根県）
出雲大社の境内奥にある静かな紅葉スポット。庭園「亀山の庭」の鮮やかなモミジは隠れた名所。
◆ 金刀比羅宮（香川県琴平町）
約1,300段の石段参道に紅葉が広がり、登るほどに景色が変化する。上から見下ろす境内と山並みの紅葉は格別。
■ 九州地方の紅葉神社
◆ 竈門神社（福岡県太宰府市）
恋愛成就の神社として人気。秋には社殿周辺や参道が真っ赤に染まり、特にライトアップが幻想的。
◆ 高良大社（福岡県久留米市）
高良山の中腹にあり、山全体が紅葉するスケールの大きな名所。社殿前から久留米市街を見下ろせる眺望も魅力。
◆ 英彦山神宮（福岡県添田町）
修験道の聖地。広い境内を覆う紅葉と石段の組み合わせが美しく、荘厳な雰囲気に包まれる。
◆ 宇佐神宮（大分県宇佐市）
全国八幡宮の総本社。境内のモミジが赤く染まり、御神橋と紅葉のコラボレーションがフォトスポットとして人気。
■ まとめ
紅葉の時期は、
「神社そのものが一番美しく見える季節」
とも言われます。
・静寂の中に染まる紅葉
・神前に舞い落ちる赤い葉
・参道を彩るカエデのアーチ
こうした風景は秋限定のご褒美。
ご利益をいただきつつ、自然と文化の両方を楽しめるのが“紅葉の神社めぐり”の醍醐味です。
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