神代七代
第三代
前の神代
角杙神・活杙神(No.065)
名前の意味
大きな所の神
神格
家・空間・充満・繁栄
次の神代
淤母陀琉神・阿夜訶志古泥神(第四代)
📅 2026年5月16日✍️ 神社めぐり管理人 🗂 神様図鑑シリーズ📖 読了目安:8分
男神(おおとのぢのかみ)
意富斗能地神
おおとのぢのかみ
「大きな所(おおとの)の男神」。充満し広がる宇宙の場・空間の男性的側面を体現する神。
女神(おおとのべのかみ)
大斗乃弁神
おおとのべのかみ
「大きな所(おおとの)の女神(べ)」。広がる空間・場所の女性的側面・包み込む力を体現する神。

① 名前と出典

正式名称意富斗能地神(おおとのぢのかみ)・大斗乃弁神(おおとのべのかみ)古事記
日本書紀表記淤面陀琉尊(おもだるのみこと)と混同されることもあるが別神。大斗乃辨神(おおとのべのかみ)とも表記。日本書紀
名前の意味「意富(おお)」は大いなる・偉大な。「斗能地(とのぢ)」の「斗能(との)」は「所(ところ)・場所」の古形——「殿(との)」と同語源で「大きな場・家・空間」を意味する。「地(ぢ)」は男性神を示す古語、「弁(べ)」は女性神を示す古語。全体として「偉大な場所・空間を体現した男神と女神」——大地・世界に「場所・空間」が充満していく様子を神格化した夫婦神。
初出文献古事記(712年)上巻。神代七代の第三代として角杙神・活杙神の次に記録される。
🌌 注目ポイント:意富斗能地神・大斗乃弁神は神代七代の第三代として「空間・場所の充満」という宇宙生成の第三段階を体現します。「泥土(第一代)→芽吹き(第二代)→空間の充満(第三代)→完成(第四代)→創造(第七代)」という神代七代の流れにおいて、第三代は「生命が生まれた空間が満ちていく」という宇宙の膨張・充満の段階を担う神々です。「殿(との)・家」という語から家・建物・住居との縁も持つ神格で、家内安全・繁栄のご利益がある神として信仰されます。

② 神代七代における位置づけ

第一代(前々)
宇比地邇神・須比智邇神
うひぢに・すひぢに|泥土の神
第二代(前)
角杙神・活杙神
つのぐい・いくぐい|芽吹きの神
第三代(本記事)
意富斗能地神・大斗乃弁神
おおとのぢ・おおとのべ|充満の神
第四代(次)
淤母陀琉神・阿夜訶志古泥神
おもだる・あやかしこね|完成の神
第七代(最終)
伊邪那岐命・伊邪那美命
いざなぎ・いざなみ|創造の神

③ 活躍した時代

🌌
天地開闢の時代——生命が充満し世界が豊かになっていく第三段階
角杙神・活杙神(第二代・芽吹き)に続いて生まれた意富斗能地神・大斗乃弁神は、「芽吹いた生命が充満し・空間が満たされていく」という宇宙生成の第三段階を体現する。世界がまだ完成されていない中間段階にあって「場所・空間の充満」という概念が神格化された神として、古事記の創世神話の重要な中間段階を担う。
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03

登場する神話・伝説

神代七代の第三段階——「生命が充満し世界が豊かになっていく」宇宙の膨張
古事記の神代七代は「宇宙が混沌から秩序へ・無から有へ成熟していく」七段階のプロセスを神話的に描いている。意富斗能地神・大斗乃弁神が担う第三代は「泥土(第一代)・芽吹き(第二代)に続いて、生まれた生命が空間に充満していく」段階を体現する。「意富斗能地(おおとのぢ)」という名前の「斗能(との)」が「殿・所・場所」という意味を持つことは、「世界という場所が充満・充実していく」という宇宙生成のプロセスを直接的に示している。現代の宇宙論でいえば「ビッグバン後の宇宙膨張」に相当するような「無から有・小から大・混沌から秩序への充満」の段階が意富斗能地神・大斗乃弁神の神格といえる。

出典:古事記(上巻)神代七代の段
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05

ご利益

🏡
家内繁栄・家の充実
「大きな家・場所の神」として家内繁栄・家の充実・家族の豊かさへの守護のご利益がある。「殿(との)」の神格から家に関わるすべてのご利益。
🌟
繁栄・充満・豊かさ
「充満していく」神格から繁栄・豊かさ・恵みが満ちることへの守護のご利益がある。事業の拡大・充実に縁がある神。
💑
夫婦円満・縁結び
神代七代の夫婦神として夫婦円満・良縁への守護のご利益がある。
🌍
土地・空間の守護
「場所・空間」の神として土地・場所・建物への守護のご利益がある。店舗・事務所・住居の場所に縁がある神格。
🔮
根源・宇宙の力
宇宙生成の根源段階の神として、深い哲学的探求・宇宙の根本への理解に縁がある神格。
充実・成就
「充満」という神格から物事の充実・成就・完結への守護のご利益がある。始めたことを充実させる力の守護神。
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