【神様図鑑】日本の神社で祀られる主要な神様まとめ

日本全国には約8万社以上の神社がありますが、祀られる神様(御祭神)には「よく登場する中心的な神々」が存在します。
この神様達の特徴を知ることで、参拝の理解が深まり、ご利益の方向性も明確になります。

今回は、日本の主要な神社で祀られている代表的な神様を一覧で整理し、その神様が祀られる代表的神社も示しました。


主な神様一覧

神様(御祭神)主なご利益主に祀られる代表的神社信仰
天照大神(あまてらすおおみかみ)国家守護・総合開運・太陽の力伊勢神宮 内宮(三重)伊勢信仰
豊受大神(とようけのおおかみ)衣食住・産業繁栄・穀物守護伊勢神宮 外宮(三重)
元伊勢系各社
伊勢信仰
八幡大神(応神天皇)武運・殖産・学業成就宇佐神宮(大分)
石清水八幡宮(京都)
鶴岡八幡宮(神奈川)
八幡系
天神(菅原道真公)学問成就・受験合格太宰府天満宮(福岡)
北野天満宮(京都)
天神社系
須佐之男命(すさのおのみこと)厄除け・疫病退散・開運・海の力出雲大社(※主祭神は大国主命)
氷川神社(埼玉)
津島神社(愛知)
牛頭天皇系
大国主命(おおくにぬしのみこと)縁結び・国造り・福徳招来出雲大社(島根)出雲社系
大己貴命(おおなむちのみこと)医療・治癒・国造り三輪山 大神神社(奈良)出雲社系
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)国家隆盛・農耕守護・縁結び霧島神宮(鹿児島)
瓊々杵尊(天孫降臨同系)
=瓊瓊杵尊
みちびき・国家安泰高千穂関連社群にも多数
猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)道開き・人生航路・出発運椿大神社(三重)
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)宇宙根源・調和・精神性東京大神宮(東京)など祀る社多数
宇迦之御魂神(お稲荷さん)商売繁昌・五穀豊穣伏見稲荷大社(京都)稲荷系
建御名方神(たけみなかたのかみ)自然崇拝・勝利祈願・農耕狩猟諏訪大社諏訪信仰
宗像三女神(田心姫神、湍津姫神、市杵島姫神)海上安全・交通安全・美・芸能・財運宗像大社(福岡)
厳島神社(広島)
大島信仰
家津御子大神=素戔嗚尊
速玉大神=伊邪那岐命
熊野夫須美大神=伊邪那美命
開運・延命・水の恵み熊野本宮大社
熊野速玉大社
熊野那智大社
熊野三山系

※大国主命と大己貴命は同一神として扱う流派が多いですが、社ごとに表記が異なるため区別表記しています。


神様の特徴を知ると参拝が深まる

神社参拝は「お願いごとを叶えてもらう場所」ではなく
その神様の徳(力に宿る方向性)の前に自らを整えに行く場所です。

同じ「縁結び」でも

  • 出雲大社(大国主命)は“結びの根源性”。人生の縁全般
  • 東京大神宮(天之御中主神・造化三神)は“調和と結びの場作り”
  • 椿岸神社(天之鈿女命)は“自己表現・自分らしさ”の縁

など、ニュアンスや向きが違うのです。


まとめ

まずは「御祭神の特徴」を理解するところから始まり
その神様を祀る総本社を一度訪れてみると
全国各地の分社・同系神社の見え方が一気に変わります。

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